第14話 霊媒師のババーよ

《そう、じゃァ、別に良いわ!》

 あまり関心がないようだ。


「い、いえ…、ちょ、ちょっと待って下さいよ!!

 ボクは、凶悪犯の汚名を着せられて殺されたンですか……!?」

 常識的な事や性体験にとぼしい事は認識してるのに、肝心な自分の過去については丸っきり覚えていない。


《フン…、知らないわよ!!

 ただババーが、そう言ってたから……!!》

「バ、ババーって…誰ですか……!?」

《ババーは、ババーよ!!

 霊媒師の……!!》

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