第15話 霊媒師のババーって……❗❓

「れ、霊媒師のババーッて……

 どんなお婆さんなンですか!!

 そのお婆さんは!?」

 ボクが、シェリーを問い詰めているその瞬間、不意に嘲笑う声が聞こえた。

「へッへへ……、やっとお目覚めか! 童貞男チェリお君よォ~…!!」


「え……!?」驚いたボクは声のする方を見た。


 ドアにもたれるように、サングラスを掛けたニヤけツラの男が立っていた。


 胡散うさん臭い不精ヒゲを生やした年齢不詳な男だ。

 思った以上に、若いのかもしれない。

 それでも憎らしいほど図太い彼の態度から年輩のように思えた。

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