第13話 凶悪犯の罪を着せられて

「あゥ…、はァはァ~……」

 ボクは、喘ぐように息つぎをした。

 キスの最中、息を止めていたので、脳に酸素が行き渡らない。

 意識が朦朧としてきた。


《フフ…、ユーマ!!

 凶悪犯の罪を着せられて殺されたンだって……》


「え……!!」

 凶悪犯……

 なンだ。それは……

「いえ…、し、知りませんけど……」

 息を整えながら、ボクは首を振った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る