具房や雪姫は、きっと悪夢を見ているような気持ちだと思います。
死に向かう運命もそうですけど、信雄にずっと騙されていたことが、どれ程ショックだったか。

だけど信雄も、淡々とこの時を待っていましたけど、知らず知らずのうちに芽生えていた思いがあったのかもしれませんね。
それを自覚できなかったのは、悲しいですけど( ω-、)

信雄にしてみれば、こうなるのはずっと前から決まっていたことで、何の躊躇いもなかったはず。
ただ一滴の涙だけが、唯一の誤算だったかもしれませんね。

本人にも気づかれなかったこの涙は果たして無意味なものだったのか。それとも、信雄の心にほんの僅かでも影響を与えるのでしょうか。