第22話 決戦準備
ここは夜の図書館……暗がりの中二人の男女、トモカズとかばんが…
「はあ…はあ…だ、ダメですってカズさん…ああッ!」
「おいおいどうした?もうへばっちまったのか?まだまだこれからだろうよ」
「んッ……!ほ、本当にこれ以上は……ああッ!お、おかしく…んッ!なっちゃう…」
「ここなんか固くなってんぞ?ほらほら」
「や…やだぁ…い、言わないでぇ…」
バタアアアアアン!
「冒頭から何やってんだアンタらああああああ!!」
突然カズヤが扉を開けて入ってきた
「何って決まってんだろ?コイツが久しぶりに動いて筋肉痛になったって言うからマッサージしてやってるだけじゃねえか」
トモカズが淡々と答える
「台詞に問題があるんだよ!読者に誤解を招くような表現するんじゃない!」
カズヤが突っ込む
「ああッ!?誤解を招くだと?お前がやましい目で見てるだけだからだろうが、人のせいにするんじゃありません!そもそもセルフレイティングに性描写ありの設定してねえからあるわけないだろ、これ見て騙される読者が居たらそいつの心が汚れてるからだ、心が綺麗な読者にはそうは見えねえんだよ、心が汚れてる読者!居たら返事しなさいカズさん怒らないから」
それを聞いたカズヤは頭を抑えた
「ダメだ頭痛くなってきた、それじゃこの話は置いとくとしてなんでみんな倒れてたのさ」
カズヤが尋ねた
「
かばんを指差しながら答える
「以上じゃないんだよッ!なんでそうなったのか説明を…グホォッ!」
突然カズヤの背中に何かが激突した
「かばんちゃーん!!」
サーバルがカズヤの背中を踏み台にしかばんに飛びついた
「サ、サーバルちゃん!」
ギュッ!
サーバルはかばんに抱きついた
「イタタ…何すんのさいきなり!それよりも…今かばんって言った?え?母さん?」
トモカズ、かばん、サーバルの三人は黙ってしまう
「え?今まで探してたのは母さんだったの?」
するとトモカズが
「ああ…黙ってて悪かったな…」
「ちょっと待って、じゃあ何十話も身近な人を探してたわけ?!」
トモカズは親指を立てて
「灯台下暗し……てやつだな」
満面の笑みを浮かべながら答える
「はあああああ…なんか一気に疲れが…ていうかなんで黙ってたのさ」
「フレンズと人間のハーフ…しかも人間のフレンズとだ、どっからか噂を聞きつけてお前たちを研究しようとするやつが現れるかもしれないからな、そいつらから」
すると突然カズヤが
「本音は?」
トモカズの言葉を遮る
「いやあ第3期やるにあたってネタとかがないからさー引っ張るために…ね?」
何処からか現れた漆塗りが答えた
ドゴッ!バキバキッ!ガッ!
トモカズが木刀で殴りつける
「あっちょっ待ってごめんて、勝手に出てきてごめんて、ああああああ!」
「何やってんだお前ら」
今度はタダヒサが部屋に入ってくる
「スターの居場所が分かった、あいつは今山にいる…次こそケリをつけるぞ」
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