第21話 酒乱
結局何もしないままゲームだけ置いて去っていった柔道着の男
「何がしたかったか全然分からねえしなんの役にも立たなかったじゃねえかあの野郎!どうしろってんだよ!」
トモカズが悪態をついた
「あはははははは!まさに万事休すじゃのう!あはははははは!」
コウリュウが笑いながら言った
「笑い事じゃねえぞコウリュウ、それよりお前だったらコイツら全員余裕で蹴散らせんだろうが」
タダヒサが冷静に突っ込んだ
「すまんのう、手加減が難しいからのう、あまり戦いたくは無いんじゃ……それにのう……」
突然コウリュウが震えた、その直後
「オロロロロロロロロロロロロロ…」
盛大に吐いた
「何してんだテメェッ!」
トモカズが叫んだ
「いやぁ…すまんすまん、ここに来る前にちょっと呑みすぎてのう…オロロロロロロロロロ…」
するとゼロが
「呑みすぎたってお前な…オロロロロロロロ…」
今度はタダヒサが
「もらってんじゃねえよお前…オロロロロロロロ…」
その様子にとうとうキレたトモカズが
「お前らいい加減にしやが!……オロロロロロロロロロ」
「ちょっとカズさんまでオロロロロロロロロロ」
しばらくお待ちください
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「さて、どう切り抜けるか…」
先程までの事がなかったかのように呟いた……その時
「……おいコウリュウ、🍺持ってるか?」
突然コウリュウに尋ねた
「酒?持ってるわけないじゃろうが」
「そうか…」
そう言うとトモカズは上に手を伸ばし🍺を取った
「どっから取り出したそれ!」
思わずゼロが突っ込んだ
するとトモカズは🍺をかばんに無理やり飲ませた
「んッ!!!!!!!」
かばんはしばらく動かずにいたが…
「ヒック…」
突然不気味な笑みを浮かべた
その頃山では
「戻りましたよ朧、何かありましたか?」
スターが尋ねた
すると朧は
「……この辺りをウロついていたネズミを1匹捕らえました」
朧の報告を聞いたスターは
「ほう、そのネズミとは一体誰ですか?」
そう言うと朧は
「この者です、スター様」
「ハハッ!僕ミッ●ーよろしくねッ!今度夢の国へおいでよッ!」
それを見たスターは
「朧、今すぐその者を逃がしてあげなさい、色々と危ないので」
珍しく冷や汗をかいていた
「何これ…」
あの後目を覚ましたカズヤはへいげんに着いたが…
「なんで、みんな倒れてんの?」
目の前にはアザだらけになり白目を向いている父やゼロ、フレンズ達の姿があり
なぜか幸せそうな顔で爆睡している母の姿が
「ええ…どういうことなの」
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