第11話 仮面再び

パッカーンッ!

山に到着したカズヤ達はいきなりセルリアンに遭遇した

「クソッタレがッ!どうなってやがる!!」

トモカズが木刀を振りながら声を上げた

「こっちが訊きてえよ…ったく…」

拳を突き出しながらゼロが答えた


一方カズヤは


「ああああああああああああ!!」

ヒュンッ!

セルリアンから逃げ回っていた

「ちょ、どうすればいいのコレェッ!!あふん」

カズヤは石に躓いて転んだ


そこへ一匹のセルリアンが迫る

「何やってんだあの馬鹿ッ!!」

トモカズはカズヤに向かって走り出した

しかし…

「クソッ!間に合わねェッ!!」


セルリアンがカズヤに触手を伸ばした瞬間


シャキィィィンッ!!

何かが触手を切り裂いた



「全く、何をやっているんですかあなた達は」

スターがあきれた声で言った

それに対してトモカズは

「テメーこそ何やってんだよ、今頃来やがって…」


スターはセルリアンを斬りながら答えた

「遅れてすみません、ですが今はとんでもないことが起きていましてね……もう来ましたか…」

スターはある方向を見た、そこには仮面の男が


ザ…ザ…



「どうしました?もう鬼ごっこはおしまいですか?」

仮面の男は手にした刀をスターに向け、一瞬で距離を詰めた


ガキィィィン!!




その頃

ブォォォン


一隻の船が海を渡っていた

そこには


「本当に良かったのか?娘に何も言わずに出てきちまって」

フルルに追いかけられた後色々あって逃げ延びたタケヒトはパークから出たが…


「アカリなら大丈夫です、おばあちゃんがきっとなんとかしてくれてますよ」

アヤに頼まれ再びパークに向かっていた


「おばあちゃんねぇ…フッ…あの人もそう呼ばれんのは慣れてねえだろうな」

タケヒトが笑った

「それに、久しぶりにあの子の顔も見たいですしね」

そう呟くアヤの頭には二つの羽がついた白い帽子が…





ガキィィィン!!

仮面の男が振りかざした刀をトモカズが防いでいた

「テメエ…一体何者だぁッ!!」

ギギギギギギ…

「何者…か、君には関係ない、と言いたい所だが…」

ガキィィィン!

トモカズは刀を弾き

「悪いがその気味の悪い仮面には見覚えがあってなぁッ!!さっさと外させてもらうぜ!!おいカズヤ!!」


突然呼ばれたカズヤは

「な、何ッ!!」

かなり驚いたがトモカズはすかさず

「お前が前見た仮面野郎コイツか?!」



「その通りだよ、トモカズ」

カズヤが答える前に仮面の男が答え、仮面を外した





*キャラ紹介のコーナー

漆塗りが指揮棒の様なものを手にしながら

「キャラ紹介のコーナーです、今回は前作の主人公であり今作の主人公であるカズヤの父親でも有るトモカズの紹介です、主人公でありながら金に汚く基本はだらけていますがやるときはやります、あと酒をよく飲みますがあまり強くなくたまに…」


バリバリバリィッ!!

突然壁を突き破ってトモカズが乱入してきた、その手には酒瓶が

「お〜い、酒が足らね〜ゾ〜早く持ってこ〜い」

そう言いながらトモカズが暴れ出した

「ギャァッ!!カズさん!暴れないで!セットがセットがああああッ!!」



続く

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