第7話 強襲

「はぁぁ…」

カズヤがため息をつきながら歩いていた

「…やっぱりこのままじゃダメなのかなぁ…」


数時間前

「はあ…はあ…はあああああ!!」

ガシッ!

「一回落ち着きやがれカズヤ」

セルリアンを全て倒した後も木刀を振り回すカズヤをタカユキが止めた

「一体何見てやがるんでい、ここにはもう何も居やしねえ」

しかしカズヤは

「ああああああああああ!!」

タカユキに殴りかかった

「やれやれ、一回眠らせた方が良さそうだな…」


ゴッ!

タカユキはカズヤを殴って気絶させた





「って言ってもねえ…」

カズヤは遊園地に着いた、すると

「ん?誰かいるのかな?話し声が聞こえる」

カズヤは話し声のする方へ歩いて行った

そこには

「ペパプ?何やってんだろあんな所で」


ペパプの五人がステージのそばで何かを取り囲むように立っていた


カズヤはペパプに近づいて行き

「何してんの五人揃って」

声をかけた、すると


「ああカズヤか、実は遊園地のステージで練習する話が出てなー」

「始めようかと思ったんだがこんなものが…」

「一体なんなんでしょうか…ってプリンセスさん何やっているんですか?」

プリンセスがフルルの後ろに隠れていた

「いや…何でもないのよ本当に」


カズヤはその物に近づいた

「なんだろ、なんかの機械かな?」

そのまま機械に近づき調べようとした時


「ッ!!!!」

カズヤが突然木刀を握りしめた

それを見たペパプの五人は不思議そうにカズヤを見た

「みんなここから離れて…なんかヤバいのが」


すると今度はペパプの五人が身構えた

「来るッ……!!」


ヒュンッ!!

突然刀がカズヤ目掛けて飛んできた

ガキィィィン!!

カズヤはそれを弾いた


ザッ…ザッ…


「やれやれ、見られてしまいましたか…」

仮面を付けた何者かが静かに言った


(仮面でよく分からないけれど…男の声だ…)

カズヤは先程弾いた刀を拾い上げ


「……みんな早く逃げて、ここは俺が引き受ける」

しかし

「な、何言ってるの…あなたを置いて行けるわけ…」

プリンセスが言いかけるが

「早く行くんだッ!!」

カズヤが声を荒げた


それを聞いた五人は遊園地から走り出した


カズヤは木刀を仮面の男に向けた

「あんた…一体何者だ」

すると

「さあ誰でしょうね、少なくとも君は知っているはずだ…」

突然仮面の男が刀を出しカズヤに斬りかかった

ガキィィィン!!

「この剣を…動きを」

「うぐ…」

カズヤは木刀と真剣で防いだが


ドガッ!!

「がは…」

防ぎきれず後方へ飛ばされ地面に叩きつけられた

「この程度ですか…残念だ」

男は飛ばされたカズヤに近づいた

「……………」

カズヤは口を開け動かなくなった

「まさかこの1発で…非常に残念だ」

男はカズヤに刀を向け振り下ろした


グサ…

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