番外篇 年賀状事件 前編

*今回は番外篇です、本編とはあまり関係ありません


*撮影地、ジャパリパーク

ゆきやまちほー雪山旅館


多くの人、フレンズが集まっていた


「ええ、読者の皆様、作者の漆塗りです、2018年、つまり昨年は大変お世話になりました、そしてあけましておめでとうございます」

カズヤが続く

「そして第1期及び第2期で読者の皆様を何度か騙していた事をお詫びいたします」

そしてトモカズが

「その事を踏まえ、今から漆塗りアイツを108回殴りたいと思います、よしッ!お前ら構えろ」


「え?」


あっという間にフレンズが漆塗りを取り囲んだ

「え?ちょっと待って!!何も聞いてないんだけど!!」

「そりゃそうだろ何も行ってねえんだから、ほらあれだよ除夜の鐘の代わりにお前で煩悩をだな」


「……さらばー」

「させるかッ!!」


バキッ!!

トモカズが漆塗りの書こうとした文字を砕いた

漆塗 は を した

「嘘おおんッ!!」

「突撃始めッ!!」

「ああああああああああ!!!!」

ドガッ!バキッ!ドゴオッ!


「番外篇始まりまーす」



「あー…めんどくせぇ…なんで正月早々年賀状の整理なんか…」

トモカズがコタツに入りながら呟いた

「大体アヤとアカリはどうしたんだよ、4人でやればすぐ終わるだろうに」

するとカズヤが

「母さんもアカリも初詣だよ、父さんが初詣なんかめんどくせーって言うから」

大量に来た年賀状の半分をトモカズに渡しながら言った

「めんどくさがってないで早く終わらせるよ」

「わかったわかった」

トモカズが一枚目を見た

「あんだよ、ゼロからかよ」

『あけましておめでとう、今年もよろしく頼む』

「相変わらず堅っ苦しいなぁコイツは」

次はカズヤが

「あ、スターさんからだ」

『あけましておめでとうございます』

「これだけだ」



『あけましておめでとう、今年こそは金返せ タケヒト』

「絶対返さねえ」

「いや返そうよ」



『あまけしておめでとう!!今年もよろしく!! ちーばる』

「おいおいあいつ字間違ってんぞ」

「あはは、サーバルらしいや」


『何を書いていいか全然分からん

ジャガー』

「じゃあ送るなよ」

「それは同感」



『たーのしー!!』

「送り主が書いてないが…」

「大体分かるよね」


『見ることもまた闘いだ…! トキ」

「いや、確かにトキだが…」

「別のトキだよね明らかに」



『お客さん来ないねー… アルパカ』

「いや、なんか暗いよコイツ」

「今度行ってあげよう」



『スナネコ』

「書くの飽きてんじゃねえッ!!」

「名前だけって…」



『何見てんだお前ええええ!! ツチノコ』

「じゃあなんで書いたッ!!」

「なんかだんだんおかしくなってない?」


この後もっとおかしく、めんどくさくなる事をこの時の僕らは知る由もなかった…

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