第4話 DNA

「それじゃあ後は雪山からさばんなに戻るだけだな」

ゼロが運転席に座った

「あと少しで終わりですか…長かった…」

カズヤがため息をついた


その後バスはさばんなに帰ってきた

二人は建物の中に入って行った

「よし、残りの時間は座学だな、って言っても資料を読んでレポートを書くだけだがな、時間が来たらスターに言ってくれすぐ家に帰れるぞ」

そう言いながらゼロは建物を出て行った


「……………」

カズヤは資料を読み始める

(めんどくさいなあ…ほんと、とりあえず適当に読んで適当に書けばいいか)

カズヤはページをめくっていく

(セルリアンのフレンズは居るけど人のフレンズは居ないんだ…ここ書いとこ)


そして

「初日終わりー!!はぁ…やっと帰れる…」

カズヤの元にスターが近づく

「お疲れ様です、帰る前に何か質問とかありますか?」

「質問…そういえばなんで人のフレンズは居ないんですか?」

カズヤが訊いた

スターは

「さあ…どうしてでしょう…長い間生きてきているが…私にもわかりません」

「スターさんでもわからないんですか…」

「さ、質問が終わったならもう帰る時間ですよ、明日も早い今日はもう帰りなさい」

スターがカズヤに言った

「あ、はい」



その夜カズヤは布団で横になりながら

(人のフレンズの事を訊いた時、明らかに何かを隠してた…もしかして…)

カズヤは寝返りを打った

(考えてもしょうがないか…それに、あまり気にする必要は無いかな)



翌日

「今日と明日の残り2日は実際に職員の仕事をしてもらう、今日はさばんなからへいげんまで明日はさばんなから港を回ってしんりんちほーまで行くぞ」

「はい」

ゼロとカズヤは歩き出そうとした時


「みゃみゃみゃみゃみゃーー!!」

突然叫び声のようなものが聞こえてきた

「ゼロさん…これって…」

「ああ…あまり関わりたく無いが…しょうがねえか…」

二人は声のした方に歩き出した


「やっぱりな…」

ゼロがあるものを見ながら呟いた

その視線の先には…


「みゃ…みゃ…みゃあ…」

「はあ…はあ…はは…」

女性がフレンズの耳をしゃぶっていた

「やっぱりミライさんでしたか…ミライさーん!!何やってるんですか!!」

カズヤが女性の元へ歩く

「あ、カズヤ君お久しぶりですね」

ミライと呼ばれた女性がカズヤの方を向いた


「相変わらずだな…」

「全くですよ本当…母さんがこういうタイプなのに僕はあんまりやる気は無いですがね…」

「お前の親父の遺伝子の影響だろうな…」

「父さんには感謝してますよ…もし僕も母さんみたいだったらと思うと…ゾッとします」


「二人とも見てないでたすけてよーー!!みゃみゃみゃみゃ!!」


みゃーーーーーーーーーー!!


フレンズの叫びが空に消えていった



質問コーナー

「はい、質問コーナー入りまーす、まずは『自分のキャラの誰か=スター説はありですか?』無いです、次の質問『トモカズ一家はどうでしょうを見たことがおありで?』はい、俺たちだけでなくタケヒトも見てます、驚きでしょう?シリアスという化けの皮をまとってますが中身はそうでもないです、というわけで次回また会いましょう」

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