第1話 夏休み

ミーン!ツクツクツク…

ミーン!ツクツクツク…

イーヨーイヨーイー!!


「これで一学期終業式を終わります、皆さん楽しい夏休みを」

壇上で先生が言った

生徒達は体育館を出て行く


生徒の一人が

「はあ…中学上がっても暑い中体育館で終業式って…ほんとやんなっちゃうよなぁ…っておい聞いてんのかカズヤ」


「あ、ごめんヘ●シェイク矢野の事考えてた」

カズヤと呼ばれた少年が答える

「いや誰だよそれ…まあ、それはいいとして、明日から夏休みだけどお前予定とかあんの?」

カズヤは遠くを見ていた

「お前またヘ●シェイク矢野の事考えてただろ」

「いや今度はマ●マミキサー村田」

「だから誰だよさっきから、お前この小説の主人公なんだからもっとシャキッとだなぁ…」

「え?もう始まったの?本番」

「本番言うな…」


二人はそれぞれの教室に入って行った

「じゃ校門でな」

「はいよー」





二人はその後並んで歩いていた

「明日から夏休みってもなぁ…宿題多過ぎ…」

「それより職場体験の方が嫌だね…僕は」

「お前、職場体験ジャパリパークだろ?良かったじゃん可愛い子いっぱい居るぜきっと」

カズヤはため息をつきながら

「何が悲しくて父さん母さんの職場に行かなきゃ行けないわけ?」

「お前がとっとと決めないからだろ?」

「どれもやりたくない、むしろ夏休みぐらい家でゴロゴロしてたい」

「まあ…あれだ…職場体験は3日だけだからすぐに終わるだろ?なあ?」




「じゃあな次会うのは二学期か?」

「まあそうなるね、それじゃ」



カズヤは一人で家に向かう


「はあ…めんどくさいな職場体験とか…はあ…」

カズヤは家に着いた


ガチャ

「ただいまー…って誰もいないかこの時間は」

カズヤがドアを開けると


「おかえり、早かったのね」

女性が声をかける


「あれ?今日は早いんだね母さん」

「今日は二人とも終業式だから早く帰っていいってお父さんがね」

「へえ、父さんが」

カズヤは自分の部屋に行こうとするが

「ちょっと待ちなさいカズヤ、お母さんに見せるのがあるでしょ?」

母親が手を出した

「ああ…通知表ね…はいはい」

カズヤは紙を渡した


「ええと……ある意味すごいわね…オール3って…」

「ほらシンプルイズベストだよ」

「ま…まあいいけども」

母親は紙を返した

「あれ?アカリは?」

「アカリなら帰ってきてすぐに友達と遊びに行ったわよ」

「元気だねえ…あいつはいつも…」

カズヤはため息をつきながら部屋に入って行った




質問コーナー

「はい、というわけで質問コーナー復活させまーす」

「いや父さん、なんで出てきてんのさ」

「第3期はお前が主人公だろ?俺の出番がほぼ無いから出させてくれって言ったら、質問コーナー復活させてそこで出すってよ」

「いやまだ誰が父親とかまだ出してないし」

「大丈夫だ読者はもうわかってるからお前の両親が誰か、だから人物紹介とか要らねえな、はい、というわけで質問受け付けてまーす、わからない人は第1期見て予習するように!!」




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