第8話 『いつものように』

第8作目は由海先生作、『いつものように』です。


これは嫁視点の物語、というか詩ですね。

夫に対する愛の深さが伝わってきます。



『もし、いつも過ごすこの時間が、今日限りで終わってしまうなら』


ただでさえ自分の夫は命を落とす可能性の高い職業なのに 

だからまた今日も言いたい

帰ってきたあなたに


想いがこもった『おかえりなさい』、と―――



これはおそらく『最後の5分間』企画の小説でしょうか

でもその5分間の重みが、とても暖かく感じました。


以前の企画の『現実系短編集積所』でご投稿くださった『ありったけの』という小説と、何か共通点が見えてきたような気がします。


作者の由海先生は、『離れ離れの時の心情』をとても深く感じていらっしゃるのでしょう。

私はそう感じました。

こちらの小説にもこのテーマが添えられていると思います。

皆さんも是非読んでみてください。

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