第7話 『何かお伝えしたいことがありましたら承ります。』

第7作目は大臣先生作、『何かお伝えしたいことがありましたら承ります。』です。

このような一風変わったタイトルだと、何だか惹かれるものがありますよね。

ではこの小説の世界へと入っていきましょう。



これは、とある伝言屋の一仕事

人から人へ、メッセージを伝える――― これが仕事

今日の仕事は、少し重たいけれど、伝えなくては ―――


戦死する一人の男が、愛する彼女のために

最後の力を振り絞って伝えた

世界で一番切ないプロポーズ


彼女が彼本人からどれだけ受け取りたかったか、強く伝わってきます。

たとえ伝言屋がいなくても



終盤で登場したトパーズの宝石にこめられる意味

『誠実さ、勇気を持って未来へ進もう』


彼女には彼の分まで、先の未来へと進んでいってほしいですね。




難しい表現が一切なく、文が頭にすらすら入ってきてとても楽しめました。

皆さんも是非読んでみてください。 

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