第1話 『つながっていない電話』

さぁ、記念すべき第一作目は寝る犬先生作、『つながっていない電話』です。


さて、物語の始まりは何と『20年前の人との長電話』

話し手の年も異なれば、電話のこちらと向こうで時代も違うという飛びぬけた設定


しかし二人の会話を読んでいると、そんな違和感が抜けていくような感じがします。


内容の方に入っていきましょう。

変なおじさんから買った古びた黒電話

『糸魚 美羽』という不思議な女性との関係は、ここから始まります。

そこから段々と繰り広げられる二人の世界。


相手、つまり糸魚 美羽の方は、主人公と電話がつながるたびに

『やっと電話が通じた』というような内容のことを言っています。

おそらく主人公側としては最後のシーンを除いて、電話を掛ける間隔はそう長くないはずです。

美羽がこのようなことを言うのはなぜでしょうか。


答えは主人公の最後から二つ目のセリフに隠されているのかもしれません。



是非読んでみてください。

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