第26話 進み続けるロードから傍観する

「へっ、まさかお前たちが俺なしで

勝つとはなぁ!」

準決勝のイケメンのクイズ部に三人は

勝利で見事、俺の出番なく勝利となった。

クイズに熱い戦いに生み出すあの

漂うものが、求めていたものが

見れて満足していた。

控え室の壁にもたれそう言うと三人は。

「本来はわたし達の三人で連勝できる

ほど、強いからね。」

強気の久坂。準決勝以外は俺が出番あったの

どうやら忘却の彼方にいったようだ。

「そう、わたしとあっちゃんが

いれば天下無敵!」

エリーゼ殿は

漢字では敗者となって戻ってきた事を

どうやら久方ぶりの勝利に消去したようだ。

「残念だけど、決勝も三人で勝ち星で

由利のターンはないだろう。」

キメ顔でどや顔さんの安藤きゅん。

彼は見た目とは裏腹にバカな一面がある。

勝つとこんなお一人の寸劇が始まる。

おい、つまらんぞ。練習しろ!

そう心中だけで、罵声を叫ぶだけに

するので、ありがたく思うように。

「はぁー。じゃあ下らん勝利コメントは

これぐらいにして、本当に頑張ったな。

クイズとか成長とかそんな色々を

楽しめたよ。」

なんだか言って俺はここに来てよかったと

思う。おそらく一人じゃつまんない

場所でクイズで・・・帰っていたのだろう。

簡単に色褪せる場所として。

(だけど、この三人が・・・いや、

応援に来た奴らがいたから、こんなにも

充実をさせているかもなぁ。)

「ゆ、由利くんが・・・さわやかになって

いる。クイズで精神の治療しないと!」

「だめ、あっちゃん・・・おそらく手遅れ。

こうなれば、あの佐久間ちゃんの声で

目覚める方法しか。」

「いや、二人ともここは、あの

応援に来ていた由利のクラスメイトの

ツインテールの子かポニーテールの子

じゃないと元に戻れないんじゃ。」

「・・・・・お前たち、たまにそんな

反応するが、俺のイメージがなんなのか

一度はっきりさせる必要ありそうだな。」

控え室で俺の説教が進む内になぜか

エリーゼが貴方がわるいで反撃に出られ

次はエリーゼの説教を始めた。

・・・どうしてこうなったのか

いずれ話そう。絶対にないだろうが。






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