第22話 予選クイズの活躍
職員らの指示に従いセンター試験の
敷地にある門に歩き向かい
着くと複数の机が置かれていた。
机の中央にはパネルが取り付けられて
いて隣にはこのパネル用のペンが
置いてあった。
机の数が多く等間隔で置いている。
右には久坂で左が安藤が座っていて
久坂の右の席がエリーゼが座っている。
後ろには安易の壁を設置していて
振り返ってカンニングしないように
している。そして、前には大きな
ディスプレーが置かれ映像には俺達が
映っている。そして、俺の机には
横の隣には距離がありカンニングできない
徹底している。
『それでは、いまから予選を始めさせて
いただきます。』
拡声器を持つ司会者が声高にゆっくりで
聞き取れるように喋る。
さらに少し離れた所にパリーケドがあり
そこには応援などに来た人がいる。
もちろん俺達のために来た連中もいる。
周りの参加者は手を振ったりして
答える姿はアイドルのようで、
高校生のイベントにしては、熱狂的だな
なんてどこか冷めた感情であったが
俺にも轟らランクS3人が俺に笑顔を
向けて手を振られては答えないわけには
いかない。
(手を振るが笑顔では言っていない。)
そう自分に言い訳まがいなことを
言うような考えて答える。
『それでは、高校クイズ部一年代表の
クイズ大会を開催します。』
「わあーーー!!」
「がんばってー!」
(観客の応援がスゴいのだけど、
もしかしてこれ一番に熱くなっているのってその観客じゃないか?)
俺が観客の独特な熱意の高まりに驚いて
いると、右隣の久坂がサムズアップした。
緊張をしている俺に、清々しくしていれば
解くときっと考えている顔だなあれは。
部長のその気配りや優しさは立派なんだが
俺には必要ない。俺には熱い強い相手や
クイズをすればいいのだから。
『それでは、参加者さんはペンを握って
準備をお願いします。
・・・それでは、第1問・・・・・・・』
じっくり間を作りだし、最後の準備の催促の
通告する。長く感じた。
そして司会者はマイクをおもむろにゆっくり
向けて問題内容を声高に言う。
『第1問。
日本の初代内閣総理大臣の名前を
書いてください。』
最初は、簡単なクイズから決まっているので
すぐにペンを握り答えを書きはじめる。
答えを書き終え顔を上げ他の人は
どうだろうか見るとほとんど似たような
者だった。素早く答え待っている者と
まだ書いていたり、悩んでいたりなど
いたがすぐに書いたりして待機する。
そして、二十代ぐらいの男性司会者が
カウントダウンを始める。ちなみに
仲間のクイズ部も俺と僅差で待機している。
そして、カウントダウン始める言っても
周りは書き終わっていて意味が無い気がするがルールなのだろう。
『1・・・0。それでは、答えは・・・
巨大ディスプレーから、大きく標示する
正解:伊藤博文
AIの判断は、正解者全員です。
細かい正解判断できるようになったAIは、
別の言葉、別名でも正解できるようになるほど性能が良くなっている。
俺が子供のときは、AIが職業を奪われると
大人が少し騒いでいたが、実際に進んでいくとサービス向上や職業などの適切な助言や
すると、その奪われる理論は減っていた。
それは、さておき・・・参加者がランクSの
高校生一年で優れた人がいるから
これぐらいでは間違うことはなかった。
(ランクEを名乗るのが、クセのように
なっている俺でもそれを宣言すると
先みたいに騒がれるのも困るからなぁ。)
それで、迷惑をかけてしまった人が
いるから、名乗るとしたら最後とかに
した方がいいだろう。
『それでは、第2問。
おもむろ意味は遅いである。○か×か?』
真ん中に液晶パネルがある机を座って説明を
聞いていると液晶パネルが○と×の
二択画面に変わる。これで選べことか。
(
俺がはいを迷わず選択する。時間が過ぎるまで待っているとつい欠伸が出てしまう。
カウントダウンが始まりゼロになる。
『それでは、正解発表!』
正解:○おもむろは遅い。
正解者十八人。
そう標示をする間違いなんて・・・・・。
(えっ、間違った奴がいたのか?)
俺の驚きに司会者はまるでその疑問を
答えるようなタイミングで発する。
『えー、二人は間違えましたが
よく誤用で早いとかあわてるで間違った
りする人もいるので、間違えたようです。
でも、正しく知っているのは
スゴいことだと思いますね。』
間違えた人を傷つかないような言葉を
する司会者。最近、忖度するも求められる。
『第三問・・・
ベトナムの正式名称はなんでしょうか?』
ベトナムか。昔は、2つに分かれて戦って
一つの国になった国であった歴史が
あったなぁ。それを知っていると正式名称は
すぐに覚えれたけど・・・他の人は
どうだろう?そんな正式名称から離れたことを考え始めそうになり中断する。
一問目と同じくペンを書く。
回答しようとする人はどうだろうと気になり
見てみると久坂達は珍しく俺よりも早く
回答したようだ。・・・考えていたから
俺より早かったんだから、そう勝ち気に
しないでもらいたいが・・・。
とくにエリーゼが少しウザイ。
そして、仲間以外の相手は書き終わっている
のだけど、悩み続ける人が少しいた。
そして、司会者がカウントダウンを
始めると蛮勇を持って書き始める者や
諦念する者などまだら。
『時間切れです。それでは正解発表!』
巨大ディスプレーを視線を向ける。
答えは分かりきっているけど、
なんとなく気になる。正解者とかで。
正解:ベトナム社会主義共和国
正解者16人。
ここの場所の予選では四人5組だから
20人わけで残り四人が間違えたわけだ。
・・・知っている情報を長く経つと
簡単だって錯覚するから難しいのだろう。
『おぉーと、いきなりの四人。四人が
間違えたのは痛い!どうなる予選?
拙い豆知識ですが、政治は共産党の
一つ独裁制でして、経済などは
自由などで、政治は社会主義でして
経済などは資本主義の国です。』
最近の司会者は豆知識も求められ
ステータスとしている。前はトーク力で
よかったのだろうけど、多用的に求められ
るようになってクイズが人気になっていき
司会者の需要性が上がったわけだ。
『それでは、第4問・・・』
それから、第19問まで続きそして
最後の20問目に突入する。
『第20問。
まさか、最後がこの問題か。クイズらしい
と言えばらしいけど、なんだか
物足りない気がする。
(まぁ、面白いのは面白いのだけど
戦っているような気持ちにならないなぁ。)
この予選は初めてで楽しみにしていたのだが
少し拍子抜けだった。
でも、間違えた人にも配慮するため
プライバシー保護があるわけで、
盛り上がっているのは、観客でもちろん
一部だけ盛り上がチームいる。
そんなわけで不燃焼であった。
(さて、回答だな。これは・・・うーん、
略せずにいいか。)
『それでは、これが予選が終わり
出場が決まる運命を分かれるクイズが
今ここに・・・発表します!』
さすが司会者。盛り上がるような
緊張するような台詞を言って観客も
静かになって巨大ディスプレーに真剣な
表情をする。それを感化して少し
緊張してきた。答えが分かっていても。
正解:インドネシア、シンガポール、
タイ、フィリピン、マレーシア、
ベトナム、ラオス、ミャンマー、
カンボジア、ブルネイまたは、
ブルネイ・ダルサラーム。
正解者は、14人。
「「おぉーー!!」」
初めて六人も間違えと正解者の人数に
観客は、感嘆の声に俺はなんだか
一体感なっているな、あっちは。
『予選は終わりました。出場チームは
3組のみ。参加資格を得られた
チームは・・・・・』
そして、クイズ予選が終わると
すぐに出場チームの発表に移る。そして
最初にチームを言うのは――
『まず、参加者全員の正解数は75。
このクイズで間違ったのがなんと
5問のみの圧倒的な正解率!
福井県の高校、
「「おぉーー!!」」
拍手喝采の轟音に久坂、エリーゼ、安藤は
慣れているのか、手を振り答える姿は
有名選手が凱旋パレードのように
見えた。さすがにそこまで見に来た人が
いないのだけど、そう思わせるほどに
スゴい熱狂だったのだ。
んっ?俺がその手を振り答えたかって?
そんなことするわけないだろ。
ぼっちに生きたいのだから。
知り合いに親指を立てて答えたぐらいだ。
氏家、本田、轟に3人に答えるぐらいに
しないとあの本当に嬉しそうにしているの
だから、仕方ない本当に。
クイズをほぼ、全て正解した四人に
俺は、少し離れた木を背にして
慎重に発見されないように顔を少し出して
見ていた。俺は、ある者の
より
調査をしていた。
「純粋なる笑み・・・だが、深層では
他の感情も窺える。深淵のような男だ。」
いくら見ようが奥まで見えずにそして
飛び降りるほど蛮勇になられば
見えるかもしれないと、幻影を抱く。
奴はいつもつまらなそうな顔をするか
激情な反応するか、戦闘狂になることも
ある。知れば逆に分からない。
久坂篤が強く選んだ男・・・
調査をしてただの色恋沙汰ではないのは
見ていたら分かる。そして、奴のクイズ
が強い。・・・おそらくこの部の切り札。
「そして、多くの情報を得られた。
奴は、このぐらいクイズでは歓喜の類いを
しない。それに情が深い。」
電車から出て庇うようなことも、
あの3人にふてぶてそうにしているが
まことの心は、感激の無音の声が聞こえる
ような顔だ。
「
奴はいつかその情により絆されていく
だろう・・・それが枷としらずに。」
期待に裏切らないことは、尊きものだが
それは自分の可能性を殺すことになる。
「・・・ちっ!俺としたことが
心配するとはなぁ。」
少し休むとしよう。任務に休憩など
しないと効率が低下する。
上の命令で目を離すな!言われても俺は、
平気で破る。賢明な判断できるのは
現場にいる者。つまり俺の判断の方が
絶対的に正しい。
強引な理屈だが現場で判断するのは当然。
過去のデータを閲覧すれば理解していない
現場に行っていないなど自ずと学べる。
鋭い目の少年は去っるのだった。
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