第12話二年前のクリスマス
2019年。
由利と久坂の二年前クリスマスに
本人逹は知らずクイズで戦っていた。
由利騎魅正。
中学二年の12月25日クリスマスは、
父親は、仕事で母親は友達とクリスマス
パーティに行った。
俺は自分の部屋にいた。
青色ソファーと安価のローテーブルの上に
クイズ本が乱雑に積んでいる。
LEDの明かりが部屋中に照し、
端には本棚が等間隔に並べていて本を
多く置いている。
「スカイツリーの高さか・・・
634mだな。」
ソファーに座りタブレット端末で
クイズ烈戦で同じくやっている人に
対戦をしていた。
クリスマスイベントクイズが始まっていて
ポイントや限定クイズができるので
楽しんでいた。
「クリスマスパーティを開催した
戦国武将か・・・楽勝だな。
松永久秀と。」
三択問題に迷わず答えを押す。
もちろん正解だ。
「・・・話にならなかったな。
次の相手は、っと・・・ん?」
対戦相手の名前は
この名前にしたのは九分九厘、
歴史好きだ。
塾生の四天王リーダーだ。
禁門の変で自害となって
吉田松陰の妹の
攘夷志士だ。
「偉大な名前にするとはなぁ。
さて、実力はどうなのか。」
一問
サンタのモデルになった人は?
→西郷隆盛
レーガン
ニコラオス
「そんなのニコラオスだろ。
普通に考えて。」
即答。
相手もすぐに答える。それでも俺の方が
早かった。
もちろん、正解である。
そして、次々と答えていきいくが
相手が間違えるのは5問目で。
5問
明智光秀は、織田信長より
年齢は?
→年上
同い年
年下
年上と選択。
6歳も上なのが明智光秀なのは
分かっていた。
相手の方は、悩んでいた。
画面でしか分からないが
遠くから悩んでいる顔が想像難くない。
タイム時間が迫り選択するのは
年下であった。
「・・・偉人を名前にするほど
能力があるわけがないか。」
偉人の名前にしても
その人の能力で違うのは分かっているが
どうしても近い力を持っているのか
どこか期待していたようだな俺は・・・
早く雑魚を倒して次の猛者でも
戦うか。
最後の問題もクリアして終わる。
もちろん圧勝である。
結果発表になり
いつものように楽しかったと
言葉を送ると
相手も同じ答えを返す。
そして、次の相手をする。
久坂篤。
エリーゼとは最近、会っていない。
浅い友達とすぐにクリスマスパーティを
脱出して家に帰って
家族とクリスマスを楽しんだ後は
お風呂に入り
紅茶を自分の部屋を持っていく。
中学二年の久坂篤は、
孤独だった。
エリーゼとは、小学校卒業式を済ませると
アメリカに行き、
親友と離れ離れになり一人この部屋で
泣いていた。
部屋は、気品が溢れるものだった。
白いローテーブルとソファー。
壁には、世界地図や歴代首相の一覧の
ポスターなど貼っていた。
お父さんやお母さんが見たとき
引いていたのが懐かしい。
「・・・耽るのはこれぐらいにして
クイズでもしようかな。」
スマホを取り有名なクイズアプリを始める。
対戦と押せば、すぐに対戦できる。
スゴい人気なので待つ必要がないほど
利用者が多い。
「対戦相手は・・・
こうせい?」
公正と書かれていていた。
時々アプリに変な名前をつける人は
いるけど
さすがにかっこわるいと思った。
一問
サンタのモデルになった人は?
→西郷隆盛
レーガン
ニコラオス
「えぇー、いくら一問目が簡単にしようと
してもニコラオス以外がが明らかに
違うよね。」
少し笑いツッコム久坂。
もちろん正解だった。
次の問題やその次の問題も
遅れながらもわたしは正解していく。
しかし5問目で。
「・・・えーと?」
5問目が明智光秀が主君の信長より
年齢が上か下かの三択問題に
わたしは分からず悩む。
(アニメやドラマでは、
タメ口で暴力を振るっていたから・・・
年上じゃないだろうから
普通に考えて年下で違いないはず!)
相手の方は即答していた。
そして、答えは・・・年上だったらしい。
「わぁ、間違えた!?」
清々しいな悔しさと心の底から楽しいさが
混じった感情になる。
「でも、ここからは逆転するから。」
画面の対戦相手のアバターに
宣戦布告する。
もちろん相手は聞こえないが
なんていうのかそんな感情を理屈にした
ものでは説明できない
複雑で明確的な
だけど説明ができない独りよがりな
感情だろうかな?
この人は圧倒的だった。
わたしが難問で苦労しても
悩む時間もなく即答する音を聞いて
愉快っていうのか笑ってしまうほど
強いのだ。
「あれ?
もう最後なんだ・・・
よし、勝つよ。」
最終問題
サンタの赤い服はどう世界で広めたのか?
→コーカコーラの宣伝に衣装で使ったから
有名絵師が書いたから
世界中の元首逹の判断
「これは、コーカコーラだね。」
押すが相手の方がわずかに早かった。
コーカコーラが宣伝として
1920代くらいに赤い服で行ったのだ。
当時は、コーラーのイメージは
悪く、体によくない飲み物といわれ
それを払拭しようとしたのを
なにかの本で読んで知った。
当然、正解。
戦いの結果発表に移る。
けど、観なくても分かる。
相手の勝ちということを。
「負けたけど、おもしろかった・・・
うん、おもしろかった。」
やはり相手の勝利。
そして対戦した人アバターに
ありがとうと上に表示する。
それを見てわたしは
なんだか昂っていたので答える。
「いえ、いえこちらこそ
楽しかったですよ。」
シンプルに楽しかったと返事する。
そして画面は、結果発表から
経験値や報酬アイテムに移る。
よく見ず次を進もうと何度も押す。
そして、フレンド申請が表示する。
(フレンド・・・か。
いいかもしれない。)
わたしは対戦相手にフレンド申請をする。
クイズの種類が多い。
どれだけ対戦しても同じ内容のクイズが
出題率が低いのが利点だけど
フレンド申請が難しいと言うより
やりにくい。
申請なので、相手がイエスかノーで
返事ですると
なりました、断れましたで簡潔に
帰ってくる仕組みなのだから。
フレンドになれば対戦の申し込みや
コメントなどのコミニケーションが
できる。
「・・・わたしより強い人は
多くいるけど、この人の戦いは
強くて・・・熱くなって
なにより、おもしろいから!」
そして、フレンド申請を送られた
その由利というと
次の対戦者と戦っていた。
いつものようにクイズで狂う。
「くくっ、俺より最初は優勢に立つこと
出来たようだが、貴様には
その思考スピードを優先し過ぎて
引っ掛け問題に騙されるのだ!」
由利と同じ猛者との対戦者と
戦っていた。
由利は相手が強ければ燃え
面白かったら狂い始め
出題内容によっては、燃える
今とあまり変わらずにいた。
この急変は、自殺を止めた恩人の
クイズで変わる切っ掛けになり
朝、昼、夜の時間すべてに
クイズをしていたらこんな狂人と
なった。
「フゥ、おもしれぇ戦いだったぜ。
・・・ん、フレンド申請?」
ゲームメニューに戻ると
久坂玄瑞と戦った相手の
フレンド申請だった。
「フン、興味はないな。」
もちろん断る。
「さて、クリスマスクイズの続きだ!」
それから遠くいる猛者や雑魚と
対戦して今日も全連全勝していく。
何度目になるか次の対戦者が。
「・・・久坂玄瑞。」
同じキャラと同じ名前のキャラ。
流石に別人じゃないだろう
さきの相手と戦い勝利する。
そして、次の対戦者が・・・。
「・・・またか。」
まさかこんな確率があるのかと
感心してしまう。
いや、なんか違うなこれは。
相手がかなりのクイズ好きなのだろう。
「さて、俺と戦うがどう来るか。」
俺に何度も敗北すると
逃げる輩が最近に頻発している。
恐らく奴もその類いだろうと考えている。
そして、ジャンルは地理、アニメに
ランダムで決まり進んでいく。
「・・・逃げないか。
いいぜ、楽しもうじゃないか!」
一問
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズの
主人公の名前は?
「次は入力式か。
三日月・オーガス、っと。」
この作品はかなり名作なので知っている。
とくにガンダムシリーズで珍しい
戦争に奴隷や子供など道具にする
のが特にリアルだった。
この作品は、戦争の醜さと悪が
溢れるのを学ぶことが多い。
ちなみに相手も同じ答えで
もちろん正解。
二問
首都プラハがある国は?
「チェコだな。」
相手もすぐにチェコと答え正解。
次々と答えていき、
そして八問目で相手は間違い続け
得点に大きな差がつく。
そして、勝利して終わり。
「またフレンド申請か・・・
断りだ!
さて、次の相手は・・・またか。」
久坂玄瑞だった。
そして戦い勝ちフレンド申請を断り
次の対戦者(初見)を倒し
その次の対戦者が久坂玄瑞。
「・・・よく当たるな・・・。」
もはや、運営の策略かとか疑い始めて
しまう。
まっ、勝ってフレンド申請を蹴る。
「・・・へっ、またか!」
またも対戦者が久坂玄瑞であった。
少し時間を戻す。
フレンド申請を断れた
黒髪ストレートロングの容姿端麗の
久坂篤は、テンションが昂り
対戦と押す。
「やったー!
先の人だ。」
自分より圧倒的に強い人にあたり
高いテンションがさらに上がる。
一問目
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズの
主人公の名前は?
「そんなの簡単だよ。」
三日月・オーガスと入力していき
正解するけど、相手の方が早かった。
「・・・まさか、こんなに早いなんて。」
全力以上を出しても負けた。
「負けてしまったー!
フレンド申請も断れた!」
リアルのわたしだったら断れるなんてことは
ないほど美少女だと自負している。
でも、顔が分からないこの
ゲームでは断れると自分にいいかせる。
そうしないと
なんだかショックなのだから。
「でも、また戦いたいな。
そして、フレンド申請も成功させる!」
そして、すぐに会える。
「やっーた!愛しているよ。」
テンションが昂りつい危ない発言して
しまいました。
反省はしないけどね。
それは、さておき
わたしは、クイズはものすごく強い。
大人が相手でも勝つのなんて
当たり前の実力を持つのに
この人は、容赦なく大差で
トラウマになりそうなレベルで勝利する。
「だからおもしろいの。
そんな人にフレンドになれば
毎日ずっと戦えるのだから!」
何度目になるか挑戦して敗北もちろん
大差でね・・・悔しいよ!!
ダメ元でフレンド申請。
そして、可愛いクマの巨大なドングリを
抱く時計を見るともう深夜になっていた。
「わ、わぁ、もうこんな時間なんだ?」
そろそろ就寝しようかなと
悩んでいると画面に[フレンドなりました]
と表示していた。
「・・・え?
も、もしかして!?」
名前を見ると公正さんだった。
「や、やったーーーー!!」
「篤!
何時だと思っているの?」
ママが突入され叱咤くされる。
「ご、ごめんなさーーい!」
喜びのあまり大声で叫んでしまった。
フレンド申請をはいと選択した少し前の
由利に戻る。
「・・・こんなにしつこく挑むのは
なかなかの奴だな。
ここまで諦めないならいいぜ。
今この時からフレンドだ!」
フレンド申請を承諾する。
この二年後に直に会うとはゆめにも
思わずにいた当時と今でも思わずに
いたのだった。
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