梅酒♡

 今の小屋を建てる前には妻の実家が建っていました。昭和40年初めに建てられた家は4LDKで大きく、しかも車庫と物置までありました。


 家を壊した当時は、すでに生活の拠点がマンションに移っていたので、使い方は今の小屋と変わらず畑をするときに使う程度でした。その大きな家を壊すにあたっては、家具などのモノはほとんど無かったので、車庫&物置の中のモノを一時的に避難させる必要があり、そのために中古洋上コンテナ(20フィートコンテナ:約8.5帖)を購入し、一時避難場所&将来の物置としました。

 壊す物置にはさほど量が無いと思っていましたが、いざ出してみるとあるわあるわ(笑)。漬物の樽とか漬物石、畑で使うネットやら、どこにこんなに入っていたのかってくらい。

 その中でも果実酒用の瓶が大量に(笑)。大中小合わせて10瓶以上はありましたね~。片付けをしている妻は


「こんなに有っても使わないから」


とかなりの数の瓶を処分し、現在小屋の中にあるのは中瓶1つ大瓶2つになっています。なぜ全部処分しなかったのかというと、いつか自分で果実酒を作ってみたかったから(笑)。

 一度くらいは梅酒とか作ってみたかったんですよ。それで少量だけ残しておいてもらったというわけです。しかし小屋を作ってから6年ほど経過しましたが、これまで梅酒を作ってきませんでした(汗)。ひとつはタイミング、スーパーに梅酒用の南東梅とか青梅が並ぶと


「よーし!今年は作るぞ!」


って思うんですが、小屋に瓶を取に行くタイミングとか合わず、気が付いたら梅の販売が終わってたりとかね。

 なので今年は気合入れました。まず砂糖ですが、これは氷砂糖を使うのですが、去年実家(マンション)の片づけをしていた妻が、どこからか氷砂糖を発掘し家に持って帰ってたので、捨てずに納戸で保管してました。まぁ相当古いものとは思いましたが、氷砂糖は腐りませんしね(笑)。

 あとは瓶と梅とお酒があれば準備OKですがタイミングよく週末小屋に行くことになり、ここで中瓶を持ちかえってきました。

 梅は南高梅と青梅が1kgパックで、あとは南高梅だけ3kgパックで売られていたのを確認していますが、果たしてこの中瓶いったい何リットル入るのか不明。

 雰囲気的には3~4リットルくらい入りそうですが、普段こんな大瓶に物を入れることをしないので(汗)。

 レシピサイトを見ると、梅1kgに対し氷砂糖500g~1kg、お酒1.8リットルというのが、おおよその分量なので、ここは4リットルの瓶でなければ入りそうもありません。

 あ、ちなみに今回作った梅酒は、漬けこみようのお酒を通常のホワイトリカーではなく、ブランデーを使ってみました。

 最近は禁煙してから多少お酒を飲むようにはなりましたが、そもそもお酒には詳しくなかったので色々調べてみました、お酒の事。

 梅酒は焼酎で漬けるものだと思っていましたが、このホワイトリカーというのは焼酎ですが無味無臭の焼酎で、もっぱら果実酒に使うお酒の様です。

 逆にお酒に変な味や風味が無い方が、果実の味を楽しめるということだと思うのですが、今回僕が使ったお酒はブランデーです!

 なぜブランデーで作ろうかと思ったのかというと、毎年開催される妻の親族の新年会に持ち寄るお酒を、近所のお酒専門店に買いに行くんですが、2次会3次会用のお酒なので、梅酒のように飲みやすい方が良いだろうと手に取ったのが、たまたまブランデー仕込みの梅酒で、これが親族に美味しいと大人気だったからです。あとは、何となくお洒落だから!(笑)

 ってなわけで、小屋から瓶を1つ持って帰り、帰り道に梅とブランデーを買って帰ります。


 いつもの近所のスーパー、午前中小屋でBBQするために焼き鳥を買いに来たので、梅が売られているのは知っているので、真っ先に居酒売り場へ。

 僕が想像していたブランデーは、なんていうか焼酎の取っ手の付いた大きなペットボトルを想像していました。事前に調べたところ、サントリーブランデー V.O ペットというのが2.7リットルであったので、きっとこんな容器を探せばすぐ見つかるだろうと・・・甘かった(笑)。

 実際洋酒の売り場には、ウイスキーの大容量ペットボトルはありましたが、ブランデーはガチのガラス瓶のお高いのしかありません。こんなお酒で梅酒作ったら破産します(笑)。

 ちょっと諦めかけて別の店に行こうか考えてるときに、品出しのパートのおばちゃんが居たので聞いてみたら


「こういうのですか?」


と品出し用カートをずらしたところにありました、紙パックの1.8リットルが!

チョーヤ ブランデー VO パック 1800mlというのが!か、紙パックだったのね(汗)。しかし、あの梅酒のチョーヤもブランデー仕込みの梅酒を出しているので、きっとそれを仕込んでいるブランデーと同じなのでしょう、梅酒用にするブランデーとしてはこれ以上無い商品でしょう。早速帰って仕込み準備をします。


 ちなみにレシピはあの巨大レシピサイトにあったものを参考にしていますが、他にも有名どころのサイトを参考にしました。

 まず容器の煮沸消毒ですが、こんなにデカい瓶を煮沸消毒する鍋もありませんから、僕が山に入るときや畑仕事のときに使っている自作虫よけ用ハッカスプレーで使っている無水アルコールで洗った後の瓶内を消毒します。

 梅は水で洗ってよく水をふき取り、爪楊枝でヘタを綺麗に取り除きます。あ、梅については南高梅と青梅の2種類があると思いますが、南高梅の場合は灰汁抜きが必要ないらしいので南高梅にしました。ここまで来るとあとは簡単、底から梅・氷砂糖・梅・氷砂糖・・・順に入れていきます。ちなみに僕が使った氷砂糖の量は600g、ブランデー自体が甘いの甘さ控えめにしたい人は500gで良いそうですが、妻も飲むかも知れないので600gにしました。

 梅を氷砂糖を入れたら、あとはブランデーを入れるだけ。梅1kg氷砂糖600gブランデー1.8リットルすべてを瓶に入れたら、全体の7~8割くらいになったので、この容器はおそらく4リットルタイプかと思います(笑)(←使う前に計ってないw)


 あとは寝て待つだけですが、3ヶ月ほどで飲めて6ケ月を過ぎるなら梅を取り出した方が良いようです。漬けたのが6月19日ですから飲めるのは秋ですね(笑)。

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