氷下魚

 氷の下の魚とかいてなんていう名前の魚か知ってますか?


 秋の刀のような魚で秋刀魚さんまですよね?秋刀魚はまぁ全国区ですから皆さん知っていると思いますが、主に北海道で獲れる魚として有名なのが、柳の葉のような魚で柳葉魚ししゃもです。むかわ町辺りで獲れるキュウリウオ科の魚です。

 良くスーパーでパックに入って売られているシシャモは、ほとんどが樺太シシャモという魚で、英名ではキャペリンと言います。樺太シシャモと呼ばれるのは、樺太辺りのオホーツク海でも獲れるからで、主に北大西洋アイスランド、ノルウェー、ロシア、東カナダのニューファンドランド島沖合で獲れる魚です。

 それに対してむかわ町で揚がるシシャモは、本シシャモと呼ばれ魚体も大きさも色も、キャペリンとは異なりお値段も少々お高めです。もう高級魚に属していると言っても過言ではないので、スーパーでもあまり見かけませんが、地元では握りで出すお寿司屋さんもあり、脂がのってとても美味しいそうです(食べてことが無いw)。


 ちょっと脱線しましたが、題名にもある氷下魚ですが、氷の下の魚と書いて氷下魚こまいといいます。

 一般的には珍味(干物)として売られてることが多いですが、一夜干し・生干しとして売られることもあります。魚の種類的には鱈の仲間で白身ですが、脂ものってますし味もとても美味しいです。

 先日の買い出しのとき、お買い得シールが離れてたので、つい手が出てしまったのですが、グリルで両面焼いて晩御飯のおかずとして久しぶりに食べてみました。

 一夜干し・生干しは頭と内臓が落とされた状態で干されていますが、中骨は残っったままです。ですが、中骨も柔らかいのでそのまま骨も食べることが出来ます。

 妻はホッケの煮付けの小骨を全部取らないと食べないのに、この氷下魚の中骨はあんがい平気で食べます。カルシウムも摂れるのでお歳を召した女性にはとても良いと思いますよ(笑)。


 


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