ご当地グルメ #岩内

 さて、前回鰊の話しを出したら、同じ魚関係で面白いものがあったことを思い出したので、今回はそのお話でも。


 自宅に居ながら全国各所のご当地グルメが分かる番組、秘密のケンミンショーで僕も初めて知った北海道のB級?グルメがありました。

 それは、『たちかま』というちょっと変わった蒲鉾です。恐らく作ってるのも食べているのも、岩内町近辺だけでは無いかと思っています。あ、稀にスーパーにも並んでるのを見たことがあるという義弟情報もあります(笑)。

 で、この蒲鉾の『たち』なんですが、スケトウダラや真鱈の白子のことで、北海道では冬の時期に良くスーパーに並びます。

 これを鱈ちり食べに入れたり、我が家の場合は味噌汁の具(たちの味噌汁)にしたりします。鮮度が良ければ軽く湯通ししてポン酢で頂く『たちポン』という食べ方もありますね。

 しかし、番組を見ていて夫婦二人ともその『たちかま』の存在を全く知りませんでした。なんなら岩内のイカ釣り漁師の息子とも友達ですが、1度も聞いたこと無かったので、逆に


『いったい、どんな食べ物だろう?』


 と興味津々、でテレビに映し出された『たちかま』のプルプル具合にヤラレ、わざわざ岩内町まで買いに行きましたとも(笑)。

 もちろん、蒲鉾のためだけに真冬の北海道を峠越えしてまで行くには、少しばかり動機が足りなかったので、温泉に入った帰りにに寄って買うという体にしましたw。

 温泉にゆっくり浸かり、帰りにアークス系のスーパーで物色してみるも全然なし!なんて言ってもケンミンショーで紹介されてるくらいだから、地元ならそれこそ納豆でも売ってるように、大量に売られてると思いましたが全然なし。一度車の中でスマホを使い調べてみると、その場所からさほど遠くない石塚商店というお店で売られていることを発見。どうやら製造は石塚水産さんでやってて、その店頭販売を石商店さんで行っているようです。

 商品的にはお高い部類になりますが、あれだけ美味しい『たち』が蒲鉾になってプルプルしてるんだから、絶対食べてみたくて結構な量を買って帰りました。


 食べ方は色々あるようですが、ここはシンプルにバター焼きにして、ちょろっと醤油を掛けて食べます。当時にしては珍しくビールなんぞを買ってきて、ビールのアテとして『たちかま』のバター醤油焼きを頂く、美味しくない訳がありません(笑)。

 魚の練り物の粘りを出すために、ちくわや一般的な蒲鉾同様に塩を使っているので、調理の際の塩味は少なめにした方が美味しいですよ~。


 ※後日調べてみると、利尻島でもこの『たちかま』を作っているところがあるようですが、地元の人にどのくらい食べれらているかは不明です。

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