年の瀬の来訪者

 そういえば年が変わる前にネタが1件あったことをすっかり忘れてました(汗)。そのときは、これはエッセイのネタに出来るなと思っていたのですが、すっかり忘れてました・・・歳をとるとこういうことが多くなりますね(笑)。


 12月30日(水)のPM6時くらいに、友達(車繋がりなのでかなり若い人)の奥さんからLINEに電話が来ました。

 当時我が家は、妻が実家に行っており僕とネコ2匹でお留守番、PS4で正月休み用にと買ったゲームを楽しんでおりました。

 今の(若い)人は外出していても電話はLINE通話などを使うんですかね?僕は掛け放題なので、逆にパケットを消費するネット電話は使わないんで、聞き覚えの無い着信音に戸惑いました(笑)。

 で、まぁ、苫小牧に住んでる人がわざわざ年の瀬にLINE通話で電話してくるんですから、きっと何かあったに違いないと思うじゃないですか。

 この夫婦の場合、降雪状態の林道に分け入って、スタックしてる可能性もあるんでね(笑)。あ、ちなみに北海道以外に人に、僕が炭札幌と苫小牧の位置関係を説明すると、まぁ札幌は有名なんで日本海側にあるのはかなりの人が知ってると思います。実は札幌は微妙に海がないんですけどね(汗)、海側は小樽と石狩のものとなっております。で、苫小牧というと地図的には札幌の下の方向(南の方向)の太平洋側にあります。日本海側と太平洋側ってすごく距離があるような気がしますが、そうですね、高速道路に乗って1時間くらいの距離になります。


 まぁそんな友達夫婦ですが電話の用件は何か聞くとですね、なんだか遠回しに質問をしてきます。ちなみに僕は車繋がりのときのHN(ハンドルネーム)で呼ばれていて、通称ネコさんと呼ばれています(笑)。


奥『ネコさん、今日は家に居るですか?』

僕『うん,奥さんは実家に行ってるけど、僕はゲームしてた(笑)』

奥『ところでネコさんは料理上手ですよね?』

僕『上手かどうかは分からないけど、炊事歴20年以上だからね(笑)』

奥『当然、お魚なんかもご自分で捌かれるんですよね?』

僕『いや~基本はお店で開いてもらったり、おろしてあるのを買ってるからねぇ』

奥『でも、ご自分でも2枚とか3枚におろせますよね?』

僕『どうだろう?滅多にしないからね・・・どうしたの?』

奥『実は知り合いが岩内の方にホッケを釣りに行ったら大漁で』

僕『それはよかったね』

奥『はい、それは良かったんですが釣れすぎたそうで、2人で500匹近く釣れたらしいんです(笑)』

僕『は?いくら何でも釣りすぎじゃね?(笑)』

奥『はい、それで流石に2人じゃ捌ききれないということで、今100匹ほど貰い友達各所に爆撃して回ってるところでして(笑)』

僕『いや魚なら、他の料理上手な奥さんのところに置いてきた方が良いんじゃない?』

奥『もちろんそれはそれで伺いますが、助けると思って何匹か引き取ってください!』


 一足遅れのサンタクロースは背負った袋に生のホッケを満載して、良い子のところにプレゼント(ホッケ)を配ってる最中でした(笑)。


 いや、ほんと生魚って、まるまるそのままの姿で買うことって無いじゃないですか?そのままの姿で買うとしても、当然そのまま調理できるサンマやらはたはたとかくらいで、普通は開きとか2枚3枚におろしされた魚を買いますよね?

 おろす手間もあるけど、頭や内臓が生ごみとして出るので、ゴミを減らすためにも当然事前に調理されたものを買うのが普通だと思います。

 年末ですでに燃えるごみの収集は終了してるので、今度出せるのは年明け数日してからになりますし、それまでホッケの内臓とか保管するのは面倒なんで断りたかったんですけど、車に100匹の生ホッケ積んで走り回ってる友達夫婦のことを考えたら可哀想になったので、数匹だけ引き取ることにしました。


 数匹とはいえホッケのボリュームを考えたら、中々の量になると思ってさっそく新鮮なホッケを拝見すると・・・・なんていうか、お店で売っているホッケの2回りくらい小さなサイズのホッケでした(汗)。

 せっかくその日に釣り上げたばかりの生ホッケですから、出来る限り早く調理してあげたいじゃないですか?北海道に住んでいても、その日あがった魚を調理することなんて滅多にありませんからね。

 幸い生生姜は冷凍してあるので、煮付けにしようと思えばすぐにでも出来る、が、問題は自分で綺麗に2枚におろせるか。一応待ってる間にYoutubeでホッケのおろし方を見ておきました(汗)。

 頂いたホッケは半冷凍(パーシャル状態)でしたので、頭を落として腹を開いたら、凍った内臓がコロンと出てきました。そりゃ真冬日に港か岸壁から釣ったのでしょうから、凍っていても不思議は無いですね。

 あとは骨と見の間に包丁を入れ2枚におろすだけですが、骨に実がたっぷり残ったり、身がちぎれたりと何かと難しいものですが、なぜか今回はお店に出しても問題無いくらいのレベルで綺麗におろせました。知らない間に包丁さばきが上手くなってるのかな?(笑)。

 まぁそんなわけで、凍った内臓はビニール袋2枚重ねで、ベランダの容器の中に入れときました。お正月北海道は寒気に襲われて真冬日が続くってことでしたから、当然冷凍庫と同じ状態になるので匂いも気になりません。


 あまりにも綺麗におろせたので、ホッケを持って来てくれた友達に、すぐさま調理して完成させたところまでの写真を送ったら、まだあれから1件しか配ってないのに、なんでもう調理が終わってるんですか!と(笑)。それならもっとホッケ落として来ればよかったと嘆いていました。

 ま、夫婦2人だけだしおせちも大量にあるので、ホッケを大量に貰っても消費するのが大変なので、ある程度控えめにはしといたんですけどね。


 妻が実家から帰って来たので、ホッケをもらった経緯を話しさっそく今作ったホッケで晩御飯にしました。やっぱり新鮮さが違うのか、脂ものっていてふっくらしてとても美味しかったです。

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