何か落ち着かない(笑)

 先日の日曜日、職場の隣の席の人が小屋にやってきて、焼肉を振舞ってくれました。


 なぜ、そのような事になったかというと、たまたまお隣の人の車の車検が夏に迫り、事前点検をしたらマフラーに穴が開いてて車検を通せないと言われたのが始まり。偶々僕が前に乗っていた車の同じ車種で、僕はその車に乗っていた時、同じ車に乗る地元の人たちで作る、オーナーズクラブに入っていたこともあり、現在でもその知り合いがたくさんいるので、ちょっと声を掛けてみたところ、社外品のマフラーに変えてノーマルマフラーが余っていて、邪魔だから持って行って欲しいという利害関係が一致した人を見つけ、無料で譲り受けることが出来たので、そのマフラーを引き取りに来てもらう段取りをしました。まぁ、小屋のコンテナに入れてあるんだけど、車のマフラーって結構長くて、農機具等を取り出すのに邪魔だから、早く持って行って欲しかったわけ(笑)。


 で、日曜日に鶏に来ることになったのですが、お礼にお肉買っていくので焼肉しましょうという事になり、僕は道具だけを準備、というかコンテナから出すだけなんですけどね。

 お昼に職場のお隣さんがやってきて、さっそく炭を起こします。小屋で焼肉するときの火起こしは、妻が昔使っていたクルクルドライヤーをふいご代わりに使うので、着火からあっという間に肉が焼ける状態になるのですが、その日は僕は見てるだけで良いと(汗)。

 それならと、コンテナから炭起こし器を出して使ってもらうことにしましたが、どうやら炭起こし器を知らないかったようで


『これ、なんですか?』

『あぁ、これ炭起こし器という簡単に炭が起きる道具だよ」

『どうつまうんですか?』

『この筒の一番下に着火剤入れて、その上に炭を入れ、底から着火剤に火をつけて放っておくだけ』

『え?何もしなくて良いんですか?』

『うん、10分くらい放置したら、ガンガンに炭が起きるから』


炭起こし器って作りは単純で、直径20cmくらい高さ30cmほどの筒状で、穴の開いた底板があるだけの簡単な作りですが、煙突効果を利用しているので勝手にどんどん炭が起きていくのです。ある意味、屋外焼肉におけるお父さん(もしくは男子)の腕の見せ所を、思いっきり省略できるチート武器みないなもんです(笑)。


 ほどなく炭も起き、今回はお隣さんの息子さんと3人だけなので、BBQコンロではなく七輪を使い焼肉開始。

 僕は椅子に座ってるだけでお肉は焼けるし、飲み物は注いでくれるしで、殿様気分で昼焼肉ですが・・・やっぱり落ち着かない(笑)。


 でも、好意でしてくれているので、ここは黙っておもてなしに預かりましたが、いつも焼肉も僕の担当なので、もうね全然落ち着かない訳ですよ!

 そう考えると、炭起こしから焼けた肉を配膳されるまで待ち構えている妻は、実はすごく暇なんじゃないかと思ったりしましたが、逆に普段してないことをやる方が落ち着かないかもしれませんね(笑)。

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