タケノコ

 一般的にタケノコといえば、孟宗竹もうそうちくの若竹のことを指しますが、北海道では事情が変わり、千島笹ちしまささの若竹のことを指すのが一般的で別名根曲がり竹とか姫竹とか呼ばれます。もちろん、孟宗竹のタケノコのも普通に売られてます。


 コロナ自粛の影響で、今年は毎年恒例のアイヌネギ・ウドの山菜取りを見合わせましたが、タイミングが合えばタケノコ採りに行こうと仲間と話してましたが、山菜採り仲間は自営業の人が多く、残念ながら平日に行くことになり、今年は山菜取りは無くなってしまいました。

 とはいえ、持つべきものはやはり友、しっかりとタケノコのお土産を頂きました!

貰ったタケノコは皮が付いたままの採れたて、まずは蒸し焼きにします。

 調理方法は至って簡単、皮が付いたままのタケノコに包丁で2本縦に切れ目を入れます。根曲がり竹は一般的な孟宗竹のものと違いかなり細めですが、食べれる部分はさらに細いので、しっかり切れ目を入れておきます。

 切れ目を入れたタケノコをそのまま皮ごとグリルに入れ、強火で焼いていきます。多少皮が焦げても仲間では焦げないので、焦げ目が付いたらひっくり返し同じように焼きあげます。

 焼けたタケノコを取り出し、あとは皮を手で剥がして中身を取り出し、お好きな味付けで食べるだけ。

 皮ごと焼いているため、中身は蒸し焼きのような感じになっていて、皮を剥いていくとタケノコの良い香りが広がります。でも中はすっごく熱くなっているのでやけど注意ですね(笑)。いつも早く食べたくて、アチチチって言いながら皮を剥いています。

 さて調味料ですが、実績から言うとマヨネーズがよく合うようです。マヨネーズにお醤油を混ぜたもの、お味噌を混ぜたもの、七味を混ぜたものを、全体的にマヨネーズが多いかな。もちろんお醤油だけでも美味しく頂けますし、岩塩などをちょっと付けても美味しいと思いますが、やはり素材が美味しいとういことで、お好みの味で楽しめると思います。

 あとは、ゴマ油で炒めて醤油と七味で味付けて、大量の鰹節を和えればタケノコの土佐炒めに、あとはシンプルに斜めに薄切りしておみそ汁の具にと、色々な料理に使えます。


 昔(両親が若いころ)は、この根曲がり竹を春にたくさん採ってきて、茹でたタケノコを煮沸消毒した瓶に水ごと入れ、保存食にしたそうです。

 今年は全然山に入れてませんが、仲間のお陰で北海道の旬の味を感じることが出来ましたが、はやり自分の手で採って食べるのが一番美味しいし楽しいですから、来年こそは山菜採りに行きたいと思っています。

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