これだけは別

 みなさんはソーセージやウインナーはお好きでしょうか?僕は手軽に調理ができ、色んな料理に使えるし、そのまま食べてもお腹に貯まる”食べた感”があって凄く好きです。


 でも妻は、さほどソーセージやウインナーに固執してないようで、僕がいつもの大好きなニチロのウインナー(もちろん特価のときね)を買おうとすると


『えー、またウインナー買うのぉー?』


 こうである。


 それでも僕は、ソーセージやウインナーの魅力を妻に伝えるべく、スパム入りチャンプルーや、ウインナーを使ったドイツ風野菜スープなど、色々魅力を伝えれる料理を作ってきました。


 え?何でそんなにソーセージやウインナーに拘るのかって?


 だって保存が効くし、色んな料理の具材にもなるし、そのまま焼いても茹でてもおかずとして成り立つなんて、炊事担当にとっては強い味方だからです!まぁ、単純に美味しいっていうのもあるんですけどね(笑)。

 そんな中、もう何年前になるか忘れましたが、小屋で焼肉をしようということになり、焼き鳥やお肉を買いにスーパーの精肉売り場をウロウロしていたとき、ふとある商品が目に留まりました。


 それは、ジョンソンビルのソーセージ!


 皆さん知ってます?ジョンソンビルのソーセージ?

 僕は全然知らなくて、ただただお高いセレブ用のソーセージだと思っていたのですが、たまたまあるテレビ番組を見たことで、どうしても1度食べてみたいと思ったのでした。

 そのテレビ番組は、BBQの本場アメリカで行われるBBQ料理の大会で、そのメインスポンサーがジョンソンビルでした。

 例えばアメリカではエクストリームスポーツが流行っていますが、色んな競技がある中でもレッドブルの名を冠した大会は、やはり一味違う頂点的な扱いになっているのと同じで、ということはジョンソンビルの名を冠したBBQ大会ですから、そりゃその会社の商品は、いかにもザ・アメリカンBBQ!的な味がするに違いないと思ったのです。


 でも、このジョンソンビルのソーセージ、上にも書いたようにお高いのですよ!ソーセージというか、もう見た目はフランクフルトに近い大きさで、それが真空パックになって6本入って(360g)600円近くします(通常価格)。

 対して僕の大好きなニチロの大容量のウインナーは、700gも入って安売りの時は450円とか500円ですから、単純に倍の価格となるわけです。


 とはいえ、テレビで見たそのソーセージもすごく美味しそうで、小屋でやるBBQですからたまにはお値段のことは考えず、美味しいものを食べてみたい!ということで、ゴリ押しで買ってみたのが始まり。

 遠火でじっくり香ばしく焼けた、ジョンソンビルの美味しいことと言ったら・・・スモークの香りが如何にもアウトドアをしている雰囲気を醸し出し、大ぶりなソーセージにかぶりつけば、中から肉汁がドバーっと溢れ、ちょっと日本人には塩味が濃いかもしれませんが、しっかりした味付け。この味で、妻はすっかり虜になってしまいました(笑)。


 僕的には、たまに小屋BBQで食べるもの程度の位置づけですが、妻はフライパンで焼こうが炭火で焼こうが、ともかく大ファンになってしまい、広告で安売り(とはいえ安くても500円ほどですが)を見つけると、大騒ぎするほどです(汗)。

 先日も、これが安売りするらしく、朝起きたら1人で買ってくると言って、僕がまだ寝ているうちにこのジョンソンビルを買ってきたようで、目が覚めて居間に行くと朝食(パン)のお供ということでさっそく焼いていて、部屋に美味しい香りが充満してました。


 目玉焼きとジョンソンビルを一口大にカットして焼いたもの、コーヒーとパン、いかにもアメリカ的な朝食ですが、安定の美味しさなのは保証付き。

 朝食を食べ終え、食後の午後の美味しい紅茶(無糖)を入れに冷蔵庫を開けると、そこにはジョンソンビルが3袋も・・・。

 好きなのはわかりますが、飽きるという概念は無いようで、大量にストックされていました(汗)。


 さて、ここで僕たち夫婦が”ジョンソンビル”と言っているのはメーカーのことではなく、ある商品のことなのですが、このジョンソンビルソーセージにはいろんな種類があり、一通り食べた感想から定番の”オリジナルスモーク”が一番BBQソーセージらしいということで、我が家ではジョンソンビル=オリジナルスモークとなっています。

 最近妻はジョンソンビルというのが長いらしく、”ジョンソン”とまるで人の名前のように略して呼んでいます(笑)。

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