珍しいこと

 昨日は妻が自宅勤務だったので、仕事後ダッシュで車に戻り一直線に帰宅。これなら7時までには夕食終えれそうなので、9時には筋トレ始められる・・・そう思っていました。


 今日はラーメンか冷凍食品の唐揚げか、ホッケでも焼くか、何れにせよ特に手間が掛からないものが候補にあがっていました。

 エレベーターを降り、ドアのカギを開け玄関へ。靴を脱いだあと、マンションにしては珍しいのですが、玄関と廊下の間に引き戸を開ける。

 もし、これが妻との帰宅だと、ウチのネコズが迎えに来てて、兄ネコはあわよくば下駄箱の下に入り込もうとするのですが、妻が在宅だから出迎えもなし(笑)。

 代わりに何やら甘じょっばい煮物の匂いがしてくるじゃありませんか。


『ただいまー、何か作ったの?』

『うん、ネコおばさんからふき貰ったから似てみた』

『おや、かまぼこまで入ってるじゃん、やるね』

『そのかまぼこもセットでくれたんだよ(笑)』

『そりゃ助かるね』

『味付け良く分からなかったから適当に作ったから、美味しいか分からないよ』


 まぁ、匂いで分かります、ちょっと甘そうだけど、まぁ良い感じじゃないかって。

 これは、妻が妻の知り合い(両親除く)から頂いたものを旦那に作らせると、貰った人に『美味しかったよ!』と正面切って感想を言えないから、せめてもの責任として自力で調理するという理論が発動したためです。


『これは・・・煮たのかな?』

『炒め煮にしたの』


 炒め煮、文字通り炒めてから煮る訳ですが、きっと最初の炒めるときに”煮る”という工程を忘れてたのでしょう、きんぴらと同じ味付けにしようと思ったのか鷹の爪が入っています(笑)。

 食卓には出来たばかりの炒め煮と、僕が大量に作っておいたレンコンのきんぴらが、同じ鉢に入って並べられてます。


『(味付けもろ被りだな(笑)』←心の声


 まぁ鷹の爪を入れようが入れまいが、旬の山菜ですから美味しいに決まってます。


 なんか、凄く久しぶりに妻の作った料理を食べた気がします(笑)。

 あ、正月のうま煮以来か。

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