限界に挑戦

 いやね、大そうな事じゃなくてですね、1度にどのくらい大量の「おから煮」を作れるかチャレンジしてみたというお話です(笑)。


 3連休の初日に、ようやく新型コロナの緊急事態宣言が解除されたということで、ちょっとだけ買い出しに行きました。確か妻と僕が自宅で水代わりに飲んでいるお茶が、それぞれお安くなってるということで、荷物持ち兼運転手ということで。

 ここのスーパーは安くて新鮮なものが多いのですが、ちょっと遠いうえに駐車場が少し狭くて、誘導員は居るもののいつもごった返してるんで、近くにバリュが出来たことで暫く行ってませんでした。

 このスーパーが他のスーパーと違う点は、ある商品がここだけ売っているということです。はい、上にも書いたように「おから(卯の花)」なんですが、このお店は生のおからが売ってるんです。

 パウダーや水分をだいぶ抜いて圧縮された商品なら、他のお店にもあるんですが、「大豆絞ってそのまま」的なものはこのお店くらいしか扱ってないんです。

 そこで今日はまだ残ってるかなぁ?的に商品棚(場所は変わってなかった)を見てみると、400g入りが3袋あったので反射的にカゴに入れてしまいました(笑)。

 それまでも、圧縮されたおからを使っておから煮を作ってきましたが、このスーパーのおからで作るのが一番おいしいとは気づいていました。ただ、おから買いに行くだけで車を走らし、混んでいる駐車場に入れるのが面倒で(笑)。


 いつもは400g×2袋で作るんですが、翌日妻が実家に行くと言っていたので、それならたくさん作って持って行ってもらおうと思い、いつもより多めに買ったわけですが、圧縮されたものも生のものも同じ400gなのに、乾煎りしたら全然量が違うときたもんだ(笑)。

 やっぱり生のものは圧縮されていないだけあり、乾煎りしたときの容量が2割り増しくらいになりました。


 さて調理ですが、出汁をいつもの分量配分でおから1200g分作っておき、最後は乾煎りしたおからを投入するだけなのですが・・・

 レシピサイトなどにある、おから〇〇グラムというのは、乾煎りする前の状態での量だと思うんですが、そうなると売られている状態の違いで量が変わるのではと思っています。いや、思っているというか乾煎りしたおからを投入する前に


『ちょっとお姉さん、来て~』

『どうしたの?』

『これからおから入れるんだけどさ、どう見ても出汁・・・足りないよね(笑)』

『どうなのかな?結構足りるんじゃないかな、出汁ってどのくらいあるの?』

『約700ccだよ』

『おからは?』

『乾煎り前で1200g(笑)』

『半分くらい水分入ったらしっとりするんじゃない?』

『まぁ入れてみながら様子見るか・・・それよりさ』

『ん?』

『このフライパンに入りきると思う?』

『水分吸ったら買った時よりペタッとなって入るんじゃない?』

『それじゃこのボウル持ってるから、お姉さんが少しづつおから入れてくれる』

『いいよー面白そうだし(笑)』


 結果、途中で200cc出汁を追加して、お気に入りの京セラの28cm深底のフライパンで、おから煮が表面張力でギリギリなんとか出来上がりました。

 もう混ぜにくくって、途中で我が家で一番大きいアルマイト鍋に変更しようかと思ったくらい、次回からは素直にアルマイト鍋使おうっと(笑)。


 今回作った分量を書き出してみると、おから400g×3、出汁900cc、ニンジン1本、乾燥シイタケスライス、ひじき1袋、ちくわ8本、長ネギ2本というものが一つのフライパンで、ほんとギリ出来るスレスレの量でした。

 一応完成後に妻に味見をしてもらったら


『うん、いつもより少し甘味少ないけど、そんなに変わらないよ』


と、お墨付きを頂きました。まぁ甘味を抑えたのは妻の実家に持っていくので、多少コントロールしたのですが、それでも義母ちゃんはまだ甘いって言ってたそうです(汗)。

 

 よく料理は少し作るより、たくさん作った方が美味しいとか言いますが、さすがに調理器具との兼ね合いを考えないと、料理になり損ねる可能性があることを思い知ったのでした(笑)。

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