やっちまった
記録的に積雪が少ない北海道ですが、暖冬とはいえ朝晩は氷点下にはなるわけで、相変わらず味噌汁は欠かせない日々です。
で、昨日は買っておいた豆腐と長ネギの味噌汁を作ろうと、お湯を沸かし出汁を入れ、手の平の上で豆腐を切って鍋に入れ、鍋に入れ・・・ここで味噌が切れていることを思い出しました(笑)。反射的にガスコンロの火を止めましたが、もう今さらって感じです。
『わー!しまったー!』
『え?なになに?どうしたの?』
洗面所で化粧を落としてる妻が慌てて聞きます。
『ほら、味噌切れたから買うって言ってたでしょ』
『あー、そういえばお味噌切れてたんだね』
『うむ、どうしようっかなぁ~』
『そのまま冷やして冷蔵庫に保存とかは?』
『出来なくも無いけど・・・』
『どうする?お味噌買って来ようか?』
妻も既に正装に着替えてますし、お味噌の為だけに着替えて買い物に行ってもらうって言うのも申し訳ないと思い
『とりあえず、なんとかしてみる!(笑)』
『それじゃ任せた!』
さぁ、Google先生の出番です。”味噌汁 味噌が無い”で検索、まぁ味噌が無い味噌汁って、そもそも味噌汁じゃないんで味噌汁っぽいレシピが出てきます(汗)。
検索する前から味噌がないということは、塩か醤油しかないとは考えてましたが、既に和風だしを入れてしまってるので、中華風には持って行くのは諦めてました。
大根やら魚のアラでもあれば、三平汁にでもするのですが、なんてたって具材は豆腐と長ネギですからねぇ(汗)。
僕の記憶の中では、母が作ってくれた豆腐の醤油汁が思い浮かんだのですが、その醤油汁が出るときは、決まってご飯が赤飯とか炊き込みご飯という、ご飯自体に味が付いているもののとき、ご飯に味が付いているので醤油汁のようなあっさり系が合うんだと思います。
対して今日の妻の晩御飯は、塩サバと白米、ちょっと醤油汁だとパンチに欠けると思ったのですが、無いものは無いので取りあえず醤油汁にすることにしました。
そういえば、妻が作る用のインスタント味噌汁も有ったよなと引き出しを探すと、インスタントわかめの味噌汁が8食分くらいありましたが、流石にこれを味噌替わりにすると、出汁が濃すぎることになりそうだったので、1食分だけ入れることにしました。
実はこの”醤油”と”味噌”の組み合わせ、僕が関東に住んでるときに、バイク仲間と行った1泊キャンプで、居酒屋の店長をしてた人に作ってもらった鍋で、初めて知りました。
あまりにも美味しくて、どうやって作ったのか聞いたら、醤油と味噌を合わせていると、それまで組み合わせしようと思ったことの無い組み合わせで、目からウロコが落ちたのを今でも覚えています。
なので、何となく入れてみたのですが、これが上手くいったようでした。
母の豆腐汁は、いつも片栗粉でとろみが付いてたので、同じようにとろみを付け、さらに生姜を摺って生姜汁を少々で完成。
化粧を落とした妻が戻ってきたので、急きょ醤油汁にしたことを伝え、いざ食事。
『あれ?これ醤油だけ?』
『インスタント味噌汁が1つだけ入ってるよ』
『そうか、だからコクがあるんだ』
『お、良く気がついたねぇ』
『食べるのは得意なので(笑)』
『同じような組み合わせで、若いころ鍋を作ってくれた人が居てさー』
『それと生姜とトロっとしてるのは?』
『あ、それは母ちゃんが作るのにとろみが付いてたから真似した』
『これは体あったまるね』
『そうだけど、僕は猫舌だから良く冷まさないと飲めないや』
妻に聞くと、何となく自分の母親も作ってくれたような気がすると言うものの、あまりはっきり覚えてないとのこと。
たまには醤油汁もいいなと思いましたが、やっぱり”さしすせそ”は切らしちゃダメですね(汗)。
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