炊事を担当する夫の心配
今回も脱線エッセイですが、やはり今年の新年会で交わされた義理の弟との会話からです。
妻の弟は妻よりも2歳下です。妻は18歳で就職し二十歳で独り暮らしを始めたのですが、弟は北陸の大学に進学し、大学院を出た後、東京の会社に就職しました。
それから数年後、僕と妻が付き合い始めたころ、義弟は東京の会社を辞め転職で札幌の会社に就職したため、父親が買ったマンションで妻と2人で暮らし始めました。
当時はまだ妻の実家も健在で、義父も仕事をしていたので、リタイヤするまでは妻が管理人となり住むことになっていたのですが、弟がまさか戻ってくるとは思っていなかったようですが、部屋も空いているわけですから、マンションでに同居は自然な流れだったのです。
姉弟とはいえ、お互い仕事をしている身ですから、食事は各々が作っていたらしいのですが、ときおり弟が作った料理をシェア(奪い取ってたかも知れない疑惑はある 笑)するときもあったようです。
ということは、妻が料理が苦手ということを、一番目の当たりにしていたのは、実は弟ということになります。
義弟は僕たちの結婚式を待つように、僕たちの翌年に結婚しました。お相手は大学時代に知り合った2歳年上の女性、そうです自分姉と同い歳の姉さん女房というわけです。
結婚を機に再び転職で、また北海道を出ることになりましたが、年末年始やお盆休みは、義弟が奥さんを連れて里帰りし、一緒にお酒を飲むことも増えました。
そんななか
『ウチは僕が炊事を担当してるんだよ』
と義弟夫婦と話したところ、義弟は
『ウチもですよ(笑)』
と意外な返答。
奥さんが姉と同じ2つ上なのは、まぁ縁ですからそういうこともあるんでしょう。でも、炊事が苦手という姉と同じような女性と結婚とは、自分の姉を見て慣れていたのか、それとも自分の姉と同じで、ほっとけない性格なのか(笑)
そんな義弟と、今回の新年会での会話で
『そういえば、奥さん用のおかずたくさん作って置いて来たの?』
『いや、そんなに作って無いっす』
『え?土曜日の朝に向こう出て、帰るの月曜日の夜だよね?』
『はい、そうです』
『それだと、まる3日分は必要じゃ無いの?』
『いや~、3日分作っても、あるだけ食べちゃう人なんで(笑)』
『お・・・おう、、、、そりゃたくさん作ったらヤバいな』
身長が高めの妻に比べ、義弟の奥さんは背も低く・・・どちらかというとポッチャリでしたが、去年の5月に会った時は明らかに育ってましたからねぇ・・・。
妻は甘いものを無限に食べれそうですが、普通の食事に至っては、どちらかというと小食な部類だと思うので、何種類も大量に作り置きしても減る量は知れているので、そういう心配はしたことないなぁ(汗)。
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