大は小を兼ねる

 ウチには大中小の3種類のまな板があり、僕はいつも一番大きなまな板を使いたいのですが、妻は洗うのが大変だからと言って、小中のまな板を使うように薦めてきます。


 まな板は食材を切る物であって、決して洗うための物ではないので、これは炊事を担当している物から言わせてもらうと、本末転倒だと思っています。

 小さいまな板を使うことで、大きければまな板からこぼれ落ちないものも、小さめのまな板の場合、結構散らかるんですよね。特にキャベツの千切りの後とか。

 その調理台も妻が綺麗にするわけですから、まな板の洗いにくさをとるか、綺麗にしなければならない箇所が増えるかのトレードインと言うことを分かっていないか、もしくは比較して大きなまな板を洗う方が大変という結論に至ってるのか・・・。


 もう一つの例として、大は小を兼ねるかもしれないけど、逆に使いにくくなるもの、それが包丁です。

 ウチの包丁ラインアップは、ペティナイフ、三徳包丁が3本、パン切り包丁、小出刃の4種類。よく使うのは当然三徳包丁ですが、ペティナイフも良く使います。あ、果物の皮剥き以外にもです。

 例えば、生姜の皮むきや、じゃが芋の皮むきなどはペティナイフを使っています。

 ペティナイフでじゃが芋の皮を剥いてると


『そんな小さな包丁だと使いにくくない?』


 と聞かれます。


 皆さんはどうですか?じゃが芋の皮を剥くとき、どんな包丁を使ってますか?

 じゃが芋は頭とお尻があって、あたまは根っこが付いてた方(まぁどっちでも良いんですが(笑))で、まずは頭とお尻を平らに切りおとします。

 この状態で、頭からお尻に向ってペティナイフで皮を剥いてくと、じゃが芋を回しながらリズミカルに皮を剥いて行けるので早いですし、剥き残しも少ないと思っているんですが、片手で持てるような野菜を三徳包丁で剥いていると、刃先は余分だし刃の根元部分は面積が大きくなっていくため、包丁自体に切る物が隠れて、僕は使いにくいと思ってるんですが。

 まぁじゃが芋の皮むきだけで終わるような料理は少ないですが、結局他の物切るために三徳包丁も使うので、洗い物が増えるのは仕方が無いのですが、洗い物を増やさないように、調理の方を我慢するというのが、炊事担当と洗い物担当との考え方の違いかもしれませんね(笑)。

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