野菜をいける

 僕の家でも小さい頃は、家庭菜園で夏野菜を作っていましたが、秋野菜(おもに根菜類)は作っていなかったので、野菜をという言葉は使ったことが無かったです。


 野菜をとは、秋に採れた根菜類を土の中に埋めて保存すると言うことです。以前、むろについて書いたことがあったと思いますが、考え方は同じだと思います。

 そんなわけで、小屋の畑の土の中には、人参・大根が埋まっていて、必要に応じて掘り起こして野菜を持ってきています。

 今年は雪が少ない北海道でも積雪が0cmでは無いですし、目印を付けていないとどこに埋めたか分からなくなってしまいます。ウチではトマトの苗木に添える鉄の棒を指して目印にしていて、どこに埋めたかは分かるのですが、特に今年の積雪状態だとちょっと雪を避けたらすぐに見つかりそうではあります。


 野菜の在庫を確認しようと野菜室を開けると、何やら新聞紙に包れたものがあるので新聞紙をめくると、土にまみれた大根だったりしますが、これ、大根を取ってきたことを妻が報告しないんです。正確には報告し忘れ(笑)。

 場合によっては、せっかくあった大根を痛めてしまうこともあるので、何か野菜を持ってきたら報告してねと言ってはあるんですが。


 野菜をついに埋めておくのと、室で保管するのはほぼ同じと書きましたが、決定的に違うものは、ネズミやモグラ・微生物から守られているか・いないかという点です。

 ウチの畑はほぼ農薬ゼロ・有機肥料(牛糞・鶏糞)がメインなので、微生物はおろかミミズが大繁殖するくらい土の状態が良いので、微生物もたくさんいるのですが、気温が下がり微生物の活動が低くなったとしても居る訳ですし、なんならミミズやモグラも偶然いけた野菜を見つけることもあったりで、たまに”天使のわけまえ”ではありませんが、お裾分けを要求されているともあります(笑)。


 それでも、いけた野菜が全部食べられるわけではないので、雪が溶けるまではこれらの野菜を余り買わなくて済んでいます。特に鍋には大根も人参も使いますしね。

 ただ問題は、小屋が30分程度の距離とはいえ超田舎にあるので、ちょっと雪が降って風が強いとホワイトアウトにもなりますし、小屋に着いたところでそのまま歩いて野菜までたどり着くために、かなりの距離を雪かきしなければならないので、コスパが良いかは微妙なんです(汗)。


 

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