食器
大変です!書き溜めてたエッセイが、年末年始の9連休でほとんど蒸発してしまいました(笑)。
そんなわけで、今回はちょっと料理ではなく、料理に使う食器やお箸の話など。
僕は形から入る人なので、調理器具や器など拘りたい方なんですが、妻は無頓着というか良くいえば実を取ると言うか・・・。
結婚して20年近く、食器は新調したことも無く、ずっとほとんど同じものを使い続けていました。まぁ茶わんなんかは洗ってるときに欠けたり割れたしして買い足すくらいで、基本同じものだったんです。
数年前、スーパーのレジで会計をするとき、キャンペーンのものがシールを集めると少し安く買えるというのがあった時、どうしてもその白い食器が欲しくてシールを集めてひと揃え買ってもらいました。
妻はわざわざお金を出してまで、お洒落な食器など買うことは無い人なので、かなり思い切った提案だったんですが、折角頑張って作った料理は、美味しそうに見える食器なら、さらに美味しく感じるはず!とねだりました(笑)。
食器は嫁入り道具として持ち込んだものプラス、自分たちの披露宴の引き出物で余った小鉢セット、ラーメンの丼を買い、あとは本当に手つかずだったんですよ。
箸だって、使い捨ての竹箸(頭が赤いやつ)をずーーーーーっと使い続けてるもんだから、水を吸って曲がりほとんど真っ直ぐな箸は無かったですしね。
ちなみに普通の丼は、結婚したてのとき出前をとった蕎麦屋さんのもので、玄関前に置いておいて引き取りに来るのを待ってましたが一向に取りに来ず、調べたら潰れたてたのでありがたく頂いたもの(汗)。
湯飲みは妻が実家から持ち込んだものですが、立派なお寿司屋さんの湯飲み。しかーし、よく見ると『福』と書かれた大きな文字、よく見ると『しめすへん』ではなく点が付いた『ころもへん』、いわゆる失敗作というやつです。
ある日、人が来るのでガラスの大きなボウルでサラダを作ろうと思って探しても見つからず、堪らず妻に確かめてみると
『あ、あれね、使ってないし邪魔だったから捨てちゃった(てへぺろ)』
いや、てへぺろって・・・・
こんな感じで、蒸し料理に使う蒸し器の中の調理器(なんて言うだろう?)とか、あったはずのものがいつの間にか処分されてることも良くあります。
ケーキ皿などは昔コンビニでシールが貯まるともらえた『アライグマラスカル』のお皿と、およそお洒落な食卓には程遠いのです。
ランチョンマットなどで、良い雰囲気にしたくても
『汚れやすいから洗い物が増える』
ということから、ウチのランチョンマットは朝刊の番組欄です。肝心なところがお醤油で潰れて読めないこともあります(今はテレビに番組欄が出るので問題無いですが)。
そんな妻が先日、また実家から使われて無さそうな食器を引き上げてきました。物が多く捨てられない義母ちゃんの代わりに、上手く言いくるめて一度ウチに持ってきて、少し寝かせてから捨てちゃうんですが、今回は紺色の模様がワンポイントで入った大人っぽいお皿類
『これ母ちゃんから引き揚げてきたんだけど、少し置いたら捨てるから』
『ちょ、ちょっと待ってよ!それ捨てちゃうの?』
『だってもうお皿有るし、2人しか居ないのにたくさんあっても収納するところないし』
『いや、確かに食器棚大きく無いけどさ、もしお皿を捨てるならラスカルの方じゃない?』
ちなみにセカンドストリートにたくさんあったラスカル皿を売りに行ったら、1枚10円で、ガソリン代にもなりませんでした(笑)。
ちなみに、ねだって買ってもらった白い器でパスタを出すと
『おっ!今日は意識高い系だねぇ』
と言われます・・・。
誰か妻に食器の重要性を教え込んでくれる人は居ないですかねぇ(汗)。
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