どんな未来

 最近、各社メーカーの電気圧力鍋のCMを良くテレビで見るようになりました。とても便利な調理器具ですよね。


 とある朝、お母さんが材料を切って、調味料と一緒に電気圧力鍋に入れスイッチオン。家に帰り電気圧力鍋の蓋を開けると、良く煮込まれたビーフシチューが出来てる。ちょっと前なら考えられませんでした。

 普通の圧力鍋に苦手意識がある奥さまもまだ居るようで、聞くと圧力鍋は怖い(たぶん爆発するイメージ?)とか、やはりお高い(普通の鍋に比べたら)とか言う理由から、手元にない、使ったことが無いという声を聞きます。

 圧力鍋は便利なんですが火を使うため、使用中はそれなりに近くに居なければなりませんし、火加減を見る必要も出てきますが、それに対して調理時間はものすごく短縮できるので、一度使うとやめられません。

 それが電気で動くのなら、火加減から調理時間まですべてセットできるため、CMのようなスイッチオンで外出できるというのは、電気炊飯器と同じレベルで使えると言うことです。


 誤解の無いように言っておくと、圧力鍋料理がすべて1度の加圧だけで出来るわけでは無く、下茹で加圧や圧力を掛ける前の調理工程、また加圧後に煮詰めるなど、調理工程がすべて省けるわけでは無いので、その辺はご理解を。

 圧力鍋料理の中で、僕が一番面倒だと思うことは、圧力が下がるのを待つ時間だと思っています。裏技として急冷し強制的に内部の圧力を下げ、蓋を開けれるようにすることもできるのですが、加圧状態から通常の圧力に下がるまでの時間も、内部の材料に対して調理が進んでるということを考えると、何でもかんでも急冷すればよいとも言えず、いつピン(圧力が掛かっていると蓋を開けれなくする装置)が下がるかを待つところです。あと〇〇分で開けれます!とか出てくれると超絶便利なんですがねぇ(笑)。

 電気圧力鍋の場合、加圧後の煮詰めることは自動で出来そうなんで、この一番面倒だと思われる部分も全部やってくれるのは非常に魅力的です。出来れば買って欲しい。


 妻も例にもれず、圧力鍋が苦手な人です(汗)。やはり状態の把握が難しくて怖いそうです・・・。以前のT-falティファールの圧力鍋は加圧が始まると、圧力弁からシューシュー音が出てたので、まだ圧力が掛かっているのが分かりやすかったのですが、新しいFesslerフェスラーの鍋は、圧力弁の仕組みが違っていて、ほとんど無音です。音ではなく圧力弁の飛び出し具合で圧力を見るので、余計に怖いそうです。

 でも電気圧力鍋なら、電気炊飯器と同じような感じで手軽に使えそうなので勧めてみました(僕が欲しいから)。


『ねぇお姉さん、この圧力鍋便利だよ!材料入れるだけでビーフシチューも出来ちゃんだって!』

(ちなみに妻はビーフシチュー大好きです)

『う~ん、でも材料は切らないとダメなんでしょ?』

『・・・(それ、どんな未来鍋だよ!)』


 新年早々から、全開の妻でした(笑)。

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