玉ねぎ袋ととうきび

 スーパーなどの店頭で売られている玉ねぎ、ばら売りされてたり、3~4個がビニール袋に入れられてたり、赤い網状の袋にたくさん入っていたり。


 バラで売られているものより、何個かまとめ売られている方が、ひとつ当たりの単価が安くなりますよね。グラム売りしか出来ないような物、例えば焼き肉用のお肉とかの場合は、少量より大量に入ってる方が安いものがあったり。でも、グラム単価が変わらないものもあるので、その辺は要注意ですけど(笑)。

 ウチの場合、玉ねぎは余ほどのことがないかぎり、あの赤い網袋(正式名は分かりません)で売られているものを買っています。考えてみると玉ねぎの消費量は結構多いかもしれません。玉ねぎの味噌汁、オニオンスライス、カレーを作るときにはFPで3~4個は使いますし、ラーメンの野菜には2人で1個分、トドメはすりおろして手作りドレッシングなどなど、たぶん夫婦そろって血液サラサラです。


 そんな袋に入ってる玉ねぎの最後の1個を使うと、網袋の中に残った玉ねぎの薄皮を三角コーナーに捨て、袋自体は燃えないゴミ用のゴミ箱行きだったのですが、今年の秋からリサイクルされるようになりました。

 用途は、とうきびを野生動物から守るための袋です(笑)。


 ここ数年、ネズミやキタキツネやタヌキ、最近ではアライグマがとうきびを狙いに来て、ようやく実が入ったとうきびを一口二口だけ食べては、また他のとうきびを齧る被害が酷くなってました。アライグマに関しては体重を掛けてとうきびを幹ごと倒すという悪行が!

 そして人間と動物の知恵比べが始まったのですが、最初は一般的な樹脂製の網をとうきび畑の周りに張り巡らし、それを突破されると電圧柵を導入、それでも突破してくるヤツの対策として、とうきびの実1本1本に、本来なら収穫した玉ねぎを入れるための網袋を掛けるようになり、今年は被害をほとんど受け無くなりました。というか、たまたまウチより美味しいとうきびの方に行ってるのかも知れませんし、去年と居住地が変わっただけで、その網袋自体にどうぶつを避けるポテンシャルがあるかどうかは誰にもわかりません、妻の自己満足の世界ですから。


 現在のホームセンターには、各種園芸用品がたくさん売られていて、どこかのホームセンターで玉ねぎを入れるあの赤い網袋を発見したらしいのですが、すべてをとうきびを守るための数を手に入れることが出来なかった(そんなに数が売ってなかった)らしく、今年は暫定的に一番節(幹の一番上に出来るとうきびの実、上から一番二番と数え一番節が一番おいしいらしいです)のみ、しかも8割程度しか賄えなかったということから、ウチで玉ねぎを消費した際の網袋は、妻がせっせと来年に向け貯め込んでるという訳です。


 その袋を手に入れるため、玉ねぎの料理をたくさん作って欲しいと・・・いや、なんか本末転倒な感じがするのは、僕だけでしょうか?(笑)

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