食べれるのは知ってます

 北海道って長芋の生産量すごく多くて、収穫は年に2回春と秋で、今の季節は「秋掘り」長芋が旬です。


 長芋は夫婦そろって好きなんです。すりおろしてご飯やお蕎麦、細めの短冊に切って甘酢掛けたり、あとはプライパンで炒めたり煮たりとか、色んな食べ方出来るのも魅力ですよね。

 すりおろしてお醤油を入れて食べるが、一番ポピュラーな食べ方だと思いますが、長芋って日持ちはするけど、長く置いたものはすりおろしたとき、変色することが多いですよね、あれってポリフェノール系物質が原因で、別に変色しても食べることには全然問題ないのは、皆さんも知るところではないでしょうか?

 変色を防ぐには、皮を剥いて切ったら酢水に浸けると、抑えることが出来るらしいのですが、すりおろしの場合はお酢を入れるのはあまりしないですよね。

 産地(広い意味での)ですから、旬の長芋もお手頃で、しかも日持ちもするので、安売りの長芋を見つけると、取りあえず買っておくという感じで、運が悪いとそこから暫くの間、野菜室で仮眠してもらうことになります。


 そして、明日の朝何を食べようかというときに発見され、そうだ長芋あったよね!などと、何となく朝から和風テイスト満載になりそうなものですが・・・

 すりおろして間髪入れず、ドンドン土色っぽく変色していくわけですよ(笑)。

 さらにそこに、めんつゆやお醤油を入れるもんだから、土色に赤系の色味が混ざって、これ食べても良いんだろうか?と引くくらい変色するのが、ウチの長芋です。


 なんていうか、分かってるんですよ、味は全く問題無いことも、匂いも変わらないことも・・・でも、それでも食欲を一気に減退させるようなアノ色は、個人的には頂けませんが、これがもしでなければ、当然その調理(ただ切るだけを調理と言えるかどうかは別として)は僕の担当になるわけです。

 なので朝に長芋をのは妻の担当、本人はその色を全く意に介することがなく、ムシャムシャ食べますが、実は僕は最初の一口目にかなり躊躇しています。


 いくら飾りっけがなく、味が同じなら見た目なんて気にしないとはいえ、あの長芋の色だけは、かなり抵抗がありますね。

 今度実験で、少しだけお酢を入れてみようかと密かに計画中ですが、朝食卓に出てくる前に割り込めるかは不明です。

 若いころよりはだいぶ良くなりましたが、いまだ朝は弱いものでして・・・

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