ドライブ中のおやつと連れ出す口実

 結婚記念日の月に宿が取れず、今月に延期されてた銀婚式旅行が、いよいよ今週末になりました。


 エッセイをリアルタイムに公開していると、色々プライベートなことを書いてしまうことによる問題が出そうですが、このエッセイを書いている時点で、公開予定が最長の日付指定となる(つまりストックがある)ことから、公開自体は11月下旬となっており、実際の旅行はこのエッセイが公開される2週間前に済んでいるとになります。

 結婚記念日で旅行に行くというのは、結婚後初めての記念日旅行になると思うので、何だかんだ言っても妻は乗り気なようです。


 僕はドライブも探検も温泉めぐりも好きなので、温泉好きな友達と道内を走り回ってるのですが、よく友達に『あれ?ネコさん(とあるSNSのHNです)奥さん連れてこなかったですか?』と、奥さん連れの友達などから聞かれることがあるのですが、何かしらがセットでなければ、あまり一緒に出掛けることは無くなりました。

 最近では、苫小牧にある美味しいパン屋さんのメロンパンと塩パンが大好きなのですが


『土曜日に苫小牧に友達(妻も良く知ってる夫婦)と林道探検行ってくるんだけど、お姉さんも来ない?自分でパンも選べるよ』

『うーん・・・メロンパンんと塩パンだけ買ってきてくれれば良いから、一人で遊んできなよ』


 と、まぁ、こんな調子で、”食べ物” > ”北海道の自然” ということですね。


 温泉に関しても、遠くの温泉より近くの日帰り温泉で十分みたいで、わざわざ車で何時間も掛かる温泉にはあまり興味がないようです。

 温泉+とか探検+とか車中泊+など、何かにつけをセットしないと、中々一緒に出掛けることがないのです。(まぁ、隣に妻が居ないと言うことは、探検中多少はしやすいと言うことなんですがね)

 温泉だって”美人の湯”や”美肌の湯”くらいでは、動かなくなりましたし(汗)。


 では今回の記念日に、なぜ妻が行くことを同意したかというと、実は妻と2年前に日帰りで偵察してきたとき、この温泉はね”銀婚式の前後2ヶ月以内の宿泊だと、料理に”心ばかりのサービス”が付くんだよと教えたうえ、フロントでも宿の人に確認を妻の目の前で見せたこと(笑)。

 まぁ、このエッセイの公開日には既に過去のことになっているはずなので、宿泊先を明かすと、北海道は八雲町にある”銀婚湯”という温泉宿なんです。

 まさに銀婚式の夫婦にはうってつけでしょ?

 もちろんその時は日帰りで銀婚式の下見とは言っていなかったので、連れ出すための食べ物は何で釣ったかというと、早めのお昼には同じ八雲町にあり銀婚湯からもほど近い”ハーベスター八雲”というケンタッキーフライドチキンが運営する農場レストランと、温泉入った後は函館ご当地バーガーとして有名な”ラッキーピエロ”で釣りました。なんと言っても銀婚湯は宿泊者以外に料理を出す施設が無いのと、山の中で周りにもコンビニすらないこと、自宅から温泉までの距離が4時間ほども掛かるので、単発の食べ物では釣れないと思ったからです。


 温泉好きの僕は、銀婚湯の存在をたいぶ前から知っていましたが、日帰り入浴時間が12:00~16:00と一般的な日帰り入浴の時間帯より短めで、タイミングが合わず行きそびれていました。

 日帰り利用で入れる温泉は、館内男女それぞれ2つ(屋内と露天)だけですが、泉質もとても良かったのと、温泉自体も歴史があるにも関わらずお風呂も建物もとても綺麗なこと、なんといっても宿泊客だけが利用できる貸切り野天風呂が5つもあることで、密かに宿泊して全湯制覇したくなってしまってたのでした(汗)。


 初めて日帰り入浴した時に、2年後は金銀式だから泊りで来ない?とは振っていたのですが、最初はあまり乗り気じゃなかったようですが、結婚記念日が近づくにしたがって


『ねぇ、本当に銀婚湯泊るの?』とか

『近くに食べ物屋さんが無いから、お昼どうするの?』と


 妻の方がじわじわ気になって来たようで、こちらとしては結果的に作戦成功かと思います。


 季節柄、途中の峠では雪の可能性もあり(現時点で天気予報は降雪の予報です)、11月初旬にはミニバンもジムニーもタイヤ交換を早めに済ませているので、移動には問題がありませんが、いうても移動には時間が掛かり、妻は助手席で寝てない間はおやつが必須になります。これ、絶対!(笑)

 道中のおやつは、前日の金曜日に近くのスーパーで本腰を入れて買う予定らしく、いったい何をどれほど買うのか不安です(汗)。

 恐らく道中のおやつだけではなく、旅館の部屋で食べる夜食分など、いつも泊りのドライブでは、食べきれず持ち帰るほど買いますからねぇ・・・。


 車の中では例の如く、甘いもの→しょっぱいものの永久ループ状態になるのは間違いなく、そんな妻のことを知ってる友達の一部からは”おやつ大王”と呼ばれてるくらいなので(笑)。

 

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