この味なんの味
銀婚式の旅行も食事や温泉を満喫し、日曜日の夕方自宅に到着、往復約540kmの旅でした。
峠の道の脇には、夜に積もった雪が溶け残っていましたが路面は乾いていて、運転も楽でした。まぁ一部高速道路は自動運転君にしてもらってたので、疲れはたいぶ軽減出来てます(笑)。
にしても、自宅に着くと安心感と開放感で、何もしたく無い病になるもんです。
本来ならこの週の食材を買い出ししないと、ほとんど食べるものが無いのは分かってるんですが、妻も僕も着たくそうそう
妻は即位の礼のパレードを見るため、ソファーに座りドライブ用の食べきれなかったおやつを摘まみながら、完全引きこもりモードです。
まぁ車の中でおやつ食べたり、帰りの道の駅で買ったパンを食べたりしてたので、恐らく晩ご飯は必要ないか、食べたくなったとしても少しあれば十分って感じでした。
翌日月曜日、普通に仕事に行き2人で帰宅、はい、食べるものが勝手に冷蔵庫に入ってたりするわけではないので、納豆くらいしかありません。
朝も納豆だったので、流石に夜も納豆という訳にも行かず(僕は全然平気です)、何か作れるものが無いかと物色、手っ取り早いのはパスタなんですが具材がね・・・。
ふと、カウンターの上を見ると、妻が誰かから貰ったオイルサーディンがあったので、何となくアンチョビに似てるし、これってパスタの具になるかなとクックパッドで【オイルサーディン パスタ】で調べると、出るわ出るわ。
【オイルサーディンときのこのパスタ】【オイルサーディンの和風ペペロンチーノ】他etc。
もう、レシピなんてどうでも良いんです(笑)。オイルサーディンがパスタの具になると分かれば、あとは具材は適当ですから。いや、正確に言うと、レシピサイトに書かれている具材が全部在庫のものと一致するというのは、鼻からコレ!作ろうと思って事前にレシピを確認し、必要なものを買ってくれば揃いますが、そもそも在庫不足の状態で、その在庫に合ったレシピを探すのって意外と大変で、時間が掛かる物なんです。
なので、その料理の名前だけで何とかなりそうだと感じたら、即調理開始なんです(笑)。
ペペロンチーノは良く作るし、ニンニクと鷹の爪は常に在庫があるので、基本のペペロンチーノは作れますが、折角だからオサレにオイルサーディンを使い、きっとイワシダイレクトだと妻が引きそうなので、玉ねぎと筋トレサラダ用キャベツを少し拝借、オイルサーディンって初めて使いましたが、野菜と炒めてるうちにバラバラになって、もう原型が無くなってしまいました(汗)。すんごく柔らかいのね・・・。
塩コショウで味付けして、あとは固めに茹でたパスタを投入し、汁を吸わせながら混ぜて完成。
ちょいと味見したんですが、オイルサーディンを使ったことが無かったので、アンチョビ(ちょっとだけ食べたことはある)のように塩が効いてるのとは違い、単純にオイル漬けのもんだと思って濃い味にしたら、思ったりよしょっぱくなってしまいましたが、今回はこのまま出すことに。
月曜日なので筋トレ日なんですが、キャベツはあってもささ身がありません。そこで温泉宿に持ち込んだビールを飲むときのアテとして買って行ってた、馬肉の大和煮の缶詰、結局予想通り持ち込んだビールもアテも手を付けなかったので、千切りキャベツの上にドバー(笑)。馬肉は良質のタンパク質だと自分に言い聞かせました。大和煮は味が付いているのでドレッシング要りませんしね(笑)。
さてパスタの実食!イワシのうまみが出て、シンプルながら奥深い味になってて、中々美味しかったです。
いつものように化粧を落とした妻が、椅子に座り目の前のパスタを見て
『良い匂いだけど、アサリ?』
『アサリじゃないよ、ってかそんなの無かったでしょ?』
(バラバラになったオイルサーディンを見ても何なのか理解できてないようです)
一口食べて
『これサンマ?』(どんなサンマだ(笑))
『ブブー!はずれ、サンマじゃないよ』
『えー?何だろう?』
普段から小骨の多いイワシは妻が食べたがらないので、たぶん馴染のない味で困惑してるようです。
『んー?わかんない、ナニコレ?』
『カウンターの上に何か置いてあったでしょ?』
『あっ!オイルサーディンか!』
『正解!でも初めて使ったから、味濃くなっちゃったよ』
『でも、美味しいねオイルサーディン』
『思ったより臭みも全然無くて、これはこれでアリだね』
そんなわけで、得体のしれないパスタでも匂いが美味しそうなら、妻は躊躇せず食べることが証明されました(笑)。あとで聞いたら、お昼もパスタだったそうで・・・お昼何食べたか聞いとけばよかったです(汗)。
今日の帰り道、今週の食材をタップリ買い込んで帰りますよー。
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