こだわり

 炊事を担当するにあたり、僕なりのこだわりは幾つかあるのですが、今日は普段の炊事ではなく、筋トレ後に飲んでいるオリジナルプロテインドリンクのお話し。


 エッセイにも書いたことあると思うんですが、ここ1年ほど前から筋トレ後に飲むプロテインドリンクを色々アレンジして、今は固定のレシピが出来上がっていて、それを筋トレ後に毎回飲んでいます。(筋トレ後30分間がプロテイン摂取のゴールデンタイムらしいけど、あまり意味が無いという説も・・・)

 プロテインとの出会いは、僕が高校生で水泳部だったとき、ガリガリだった僕の身体を見たコーチから、謎の白い粉を渡されたときでした(笑)。

 高校入学時には既に今の身長と同じくらいだったはずで、身長180cm体重55kgと今の若い子なら普通?の体型くらいなのかも知れませんが、やはりスポーツをやるには細すぎたみたいで、コーチが当時の担任だったこともあり、その白い粉を牛乳で溶かして飲むんだ!と。

 まぁ溶けないわ不味いわで当時のプロテインは拷問に近かったですが、水泳の超強豪校(入部後に知る)でしたので、朝練後のご飯も含めおにぎりを7つも持って行き学校で食べ、家で晩ご飯食べてからプロテイン飲んでも全然筋肉は付きませんでしたけどね(笑)。いわゆる運動過多状態だったのと思います。なんせ専門が1500mでしたし、1日1万mくらいは泳がされてましたしね(汗)。

 

 それから30余年、メタボの身体を何とかしようと筋トレ&ダイエットを始めたわけですが、ともかく楽に何とかしたい(この辺がダメ人間)とか結果を出したいので、筋トレの効果を最高に出すため、再びプロテインを飲むことになったのですが、最近のプロテインて凄く溶けやすいし、なんて言っても水で割ってもそれなりに飲める美味しさ!(←ここ重要)

 そんな最近のプロテインでも、ずっと飲んでると飽きてきて、これは何とかしなければと体に良さげな色んなものを入れて試行錯誤したのが今のレシピな訳です。


 材料はプロテインは当然として、サプリはHMBというプロテインの強化版みたいなもの、他は冷凍バナナ・冷凍ミックスベリー(4種)・プレーンヨーグルト・水で、テレビショッピングでおなじみのマジ〇クブレッドでミックスして完成となるわけですが、このドリンクの主成分はバナナとなります。そう、こだわりはこのバナナなんです(笑)。

 本来バナナは高GIで糖質も高いため、糖質制限的な考えからすると果糖(ミックスベリーもね)は避けるべき食材なのですが、プロテインやHMB(タンパク質)だけ体に入れても、筋肉を作る為にはエネルギーが必要で、適度な糖質も必要となるため、そこまで気にしないようにしています。

 で、バナナなんですが、よくスーパーで売られているバナナの原産地は、大きく分けて4つほどあると思います。

 台湾・フィリピン・メキシコ・エクアドルがその代表的な産地かと思いますが、個人的にはフィリピン産のバナナが一番おいしく感じます。


 僕が子供のときは、何か特別なお祝いや入院したとかなければ、中々食べれない高級は果物でしたが、いまや最もお手軽に手に入れることが出来る果物の代表と言えるまで、お手頃な価格で売られるようになっています。

 うろ覚えですが、子供のころ食べれたバナナは台湾バナナだった記憶があるのですが、メキシコはともかくエクアドルってどこ?みたいな感じでGoogleMapで調べたり(笑)。まぁメキシコからそれほど遠くない国でした。

 運送費だけ考えると、メキシコやエクアドルの方がコストが掛かって、その分販売価格に反映しそうですが、仕入れの方の努力などにより、それほど値段に差がなかったり、場合によってはエクアドル産の方が安いときがあったりするので、昔はともかく安いバナナを単に買ってただけなのですが、飲み比べ(ドリンクにしちゃうんで)てみると、同じバナナでも産地によって味に違いがあることがよくわかります。


 エクアドルやメキシコ産は見た目立派なものが多いのですが、台湾はフィリピン産に比べ、甘みも酸味も少ないように感じます。(個人差はあると思います)

 興味深いのは、買って帰ったバナナをドリンク用に冷凍するまえに、百均のバナナ吊るし器で熟成させるのですが、熟成の度合いの目安であるシュガースポット(皮に出る黒い点々)の出方が全然違うのです!

 アジア系のバナナの場合は、文字通り熟成してくるとシュガースポットが点々の現れてくるのですが、南米系のバナナは皮全体が黒っぽくなって、シュガースポットらしきものが現れません。

 だからといって熟成してないのかというとそうではなく、全体が黒っぽくなった南米系のバナナの皮を剥くと、皮は薄くペラペラでこれ以上熟成させると、実の方まで痛み始める直前な状態にはなっているのです。


 そんなわけで、僕のイチオシバナナは現在フィリピン産となっていますが、あとは販売価格次第ですね(笑)。


 

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