麹の力
みなさん、料理に麹って使ってますか?
僕は頻繁では無いですが、青南蛮を畑で作った年は米麹を買って三升漬けをつくったり、たまにお肉の味付けに塩麴を使ったりしています。
いやー、麹の力って凄いですよね、お肉は凄く柔らかくなるし味も美味しくなるし、万能調味料だと思います。
最近では塩麴という、文字通りお塩と麹と水があらかじめ混ぜられていて、保存がきくキャップ付きのパッケージなんかで売られている商品もありますよね。
僕の冷蔵庫にも、この塩麴はいつも1つ入っています。
さて先日キムチ鍋材料を買った買い出しのとき、いつものようにダイエット用&筋トレ用サラダのささ身を買ったら、近くに北海道産の骨付きモモ肉が2パックだけ半額になっていました。
ささ身って余り買う人がいないのか比較的お安いんですが、地元産の鶏モモ肉って結構良い値段しますよね、美味しんだけど。
さらにダイエットでは脂質は余り良くないんで、胸肉とかささ身とか脂質の少ない部位ばかり食べていて、たまには思いっきりモモ肉とか食べたくなるわけですよ(笑)。
とりあえずルールに従い、2パックともカゴに入れると
『珍しいね、お兄さんがモモ肉買うなんて』
『うーん、悩んでるけど半額だし、今日の晩御飯のおかずに良いかなって』
『ま、たまには食べたいもの食べた方が良いんじゃない?』(おまいう)
『1食1本(モモ肉)なら、ささ身代わりでも良いし、今週はキムチ鍋の他にレンコンのキンピラの材料しか買ってないから、その繋ぎでね』
そんな訳で、珍しく鶏モモ肉を2パックゲットして帰りました。
帰宅後、すぐにキムチ鍋とレンコンのキンピラを作り、さらにサラダ用のささ身を茹で始めたら(要は湿度室温上げるため)、塩麴の出番です。
塩麴は文字通り塩が既に入っているので、そのまま使っても塩味があるのですが、その日は何となく照り焼きっぽい感じにしたくて、塩麴にお醤油を少し混ぜてから、例の半額モモ肉の皮じゃない方に塗って、またパックのラップを戻して放置しておきます。
30分ほど経ったらあとは魚焼きで焼くだけですが、妻が放置しているモモ肉を見て
『あれ?このモモ肉作らないの?』
『あーそれ、塩麴と醤油を混ぜたのを塗ったから、なじませてるの』
『あ、よく見たら麹塗ってあるね』
『どうせ、皮が嫌いだからお姉さんは食べないでしょ?』
『うん、あたしはキムチ鍋あれば十分、ご飯でも良いしうどんでも良いしね』
(結局その日はチーズダッカルビを食べて、キムチ鍋は作っただけ)
『でも、麹で柔らくなるし旨味も増すんだよ』
『麹なんて使うなんて、ちょっとプロっぽいね』
『今は塗って放置するだけで良いから簡単なんだよ』
そんなやり取りをしながら、まずは1本焼いてみます。
10分ほどすると、香ばしい良い匂いがキッチンから流れてくるので、焦げすぎない程度に焼き目が付いたら、皮を上にしてさらに焼きます。
塩麴にお醤油の色が入ったことで、焼き上がりの色が凄く美味しそうだし、ちょっと焦げたお醤油の匂いも香ばしい感じで見た目も良い感じです。
翌日のサラダ用のキャベツの千切りを少しだけ分けて、お肉の付け合わせにしてやっと僕のご飯の時間です。
味的には塩麴だったのでお醤油控えめだったんですが、もう少しお醤油の味や香りがあっても良い感じで、思ってたよりしょっぱく無かったので次回からは分量を変えようと思いましたが、この罪悪感たっぷりな油の旨味で、あっという間に1本を骨だけにしてしまいました(笑)
もう1本は既に焼いて冷蔵庫に入れてあるのですが、明日もささ身の代わりに食べようと思っています。
今はキャップ付きの容器に入った塩麴も売られていますので、お肉や魚の味付けに悩んだら、簡単ですので一度試してみることをお勧めします。本当に美味しいですよ~。
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