まだ食べる気
さぁ、怒涛のトマトラッシュもそろそろ終了、それでも朝に晩に必ずトマトが出てきます。
夫婦2人暮らしなのに、観音開きの500L冷蔵庫を買ってもらうとき、妻は流石に大きすぎるとの意見。対して僕は作り置きの量を気にしながら作るより、作れるときに作っておきたい派なので色々揉めましたが、最終的には(誰が冷蔵庫を良く使うか?)という原点に戻り、見事大容量冷蔵庫を手に入れたのでした(笑)。
そんな大きな冷蔵庫のすべての棚に、水洗いされて何個ものタッパーに入れられたトマトたちも、かなり減ってきました。
もうサラダ用の茹でささ身を入れておくタッパーまで、トマトが占領してるもんだから、漬け物なんかを入れておく琺瑯のタッパー(もはやタッパーとは言わない?)を仮住まいにしてたくらいでしたから。
『ようやく冷蔵庫が広くなってきたよ』
『トマト頑張って食べたからね』
『あっ!』
慌ててベランダに駆け寄り開けると窓を開けると
『しまった、まだここにもトマトあったんだ』
まぁ言うてもトマトです、タッパーの1つくらい今さら増えたってねぇ。
『うわぁ、ふにゃふにゃになってる』
『え?トマト痛んでるの?』
慌てて妻を見ると、手には畑で採れた大根が1本
『これもうダメかなぁ?』
『なに?そのまま置いてたの?』
『うん、冷蔵庫いっぱいだったから、ちょっとだけ置いとくつもりが(笑)』
『最低新聞紙にでも包んでおけばねぇ』
『ねぇ、ちょっと触ってみて』
『う、うん・・・』
まぁふにゃふにゃです、あの大根らしいシャキッとした感じは、もはや芯の部分にかろうじて有るか無いか。
『これ食べれるかなぁ?』
『どうだろうね?巣が出来てる気もするけど、切ってみないと分からないね』
『そうかぁ・・・』
畑に行けばまだまだ大根は植わってるし、今回は残念ながら諦めるのかと思ったら、おもむろに古新聞を巻き付けて、そのまま野菜室に入れましたよ?
料理は得意だけど、どんな食材でも食べれるようにしてくれると勘違いしてるのではないでしょうか?(笑)
ま、使えるとしたら、おでんか味噌汁の具か風呂吹きくらいだと思いますが、何にせよ切ってみないと何とも・・・
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