　メロンやスイカ・苺なんかは、果実的野菜というそうです。　大きく分けると野菜と言うことですね。

　今回はこのスイカの話しでも。

　義父ちゃんは毎年せっせとスイカを作ります。そして毎年スイカ地図なるものを、カレンダーの裏紙に手書きで書いてます。

　スイカ地図というのは、スイカの実の位置、正確に言うと花が付いた位置でかつ、摘果しないで実にするところの位置と、花が付いた日を書き込んだものです。

　どうもスイカというのは花が付いて〇〇日経過すると、実が熟して食べれると言うことらしいのですが、地図の他に実際の実にもタグが付けられ、同じように花が付いた日が書き込まれています。

　そのためたくさん実が付いているスイカ畑でも、タグの日付から３０日とか４５日経過したものは食べれる実と分かる訳です。

　そんな義父ちゃんが毎年手塩に掛けて育ててるスイカ、実は僕ら夫婦は余り食べなかったり(笑)。まぁ季節ものですから、そりゃ年に１玉くらいは何とか食べますが・・・想像してみてください、３０坪（約１００平米、１０ｍ×１０ｍ）くらいのスイカ畑に、何十個とスイカが生っている光景を。

　１０や２０じゃ無いんです、もう５０個以上、今年なんかは・・・

『おい、今年は出来るのが遅いけど、欲しい人がいるなら何個でも持って行っていいぞ』

『今年もたくさん作ったの？』

『おう！８０個はできるぞ』

『（まじか）・・・』

　小玉と大玉が入り混じっての数字でしょうが、それでも冷静にみて夫婦２人暮らしの家庭で、どれほどの量を消費できるのかと・・・ましてや熱狂的なスイカマニアでもないのに。

　とりあえず、友達呼んで小屋でBBQでもして、その際に１人１玉持って帰ってもらおうかと思案中です。

　お盆休みで帰ってきてた義弟は、大のスイカ好き。お墓参りの途中に小屋に寄った際、大きめのスイカの１／４をぺろりと平らげ、さらに２玉お土産で持ち帰るほど。

『おう、〇〇（義弟の名前）、もっと持って帰って良いんだぞ』

『流石に車に乗りきらないし、家に帰っても冷蔵庫に入らないから』

『そういえば、義父ちゃんはスイカ持って帰らないの？』

『いやぁ、俺はそんなにスイカ好きじゃないから、作るのが好きなだけだ(笑)』

『・・・』

　気持ちは分からないでも無いけど、お願いだから来年からはもうちょっと少な目でお願いします。

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