それぞれの感覚

 今朝、僕は冷蔵庫に入れておいた、最後のご飯を食べてきました。

 妻は他にご飯が無いので、朝からそうめんの煮びたし添えを食べてきました。


 このままだと、今日家に帰ってもご飯がありませんが、それなら朝に米を研ぎうるかして(水に浸けて吸わせるの意)、帰宅時間にタイマーをセットしてくれば、帰宅後炊きたてご飯が食べれるのは、誰でも想像できると思います。でも妻はそれをしません。

 理由は、北海道でも真夏日が続いていて、この暑さの中お米を放置したくないからです。いや、水に浸してるだけだけど・・・

 厳密に言えば、お米をセットする際に無菌状態にすることは不可能ですが、そのくらいで菌が繁殖して、食べれなくなることはまず無いと思いますが、どうにも嫌らしいのです。

 ですが牛乳の場合、賞味期限が1週間過ぎててもギリセーフという判定が下ります(笑)


 この衛生感覚というか、寛容さの違いというか、こればかりは未だにその法則がよく分かっていません。


 例えば、ご飯があったと思ってて実は無かったとき、ご飯を炊くわけですが、急いでるなら研いだあと水ではなく、少しぬるま湯にすれば冷えた水より早く吸収されるので、ほんの少しだけ置けばすぐに炊くことができるのに、律儀にキッチンタイマーをセットして30分後に早炊きボタンを押すのです。いや、本当は冷蔵庫に入れて水をじっくり吸わせる方が良いとかなんとか・・・それは知っていますが。

 炊飯器の機能から見ても、お米の吸水率で炊飯時間が変わることはない訳で、要はお米に水を吸わせる時間が、炊きあがりまでの時間の差となるのに、どんなにお腹が減っていても、じっと我慢をしています。(正確には何かをつまみながらですが)


 味の感覚は僕とそんなに変わらないと思うのですが、食べ物に対する時間の感覚の違いはきっと、歳をとっても変わらないんだろうなぁ。

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