いつ覚えたのかを覚えていない

 もう最近、過去のエッセイにどんな料理のことを書いたか、思い出せなくなってきましたよっと。

 そんなわけで、もしかしたら過去のものと被るかもしれませんが、今日は呉汁ごじるのお話しです。


 妻のエクオール不足の件は書いたことがあると思いますが、手っ取り早く大豆成分を補給すると言うことで、水煮された大豆を使っていることは書きましたね。

 日持ちもするし価格もそれほどじゃないので、煮物の具としてよく使ってます。

 ひじき煮に入れたり、この前の昆布との煮物に使ったり。

 それで、在庫がなかったなぁ~と思うと、ついつい買いものカゴにポイポイ入れてしまうのですが、気がつくと冷蔵庫の中に賞味期限が近くなってるものを発見します。


 煮物って難しいイメージ有るかもしれませんが、調理時間が長いだけで、炒めものや焼きものより、実は簡単だったりするんですよ。炒めものは鍋に付きっきりになりますしね。

 そこで、もう水煮されてるんだから、これをハンディーミキサーで荒く砕いて、味噌汁に入れればいいやと。そう”呉汁”にすると言うことです。


 ハンディーミキサーに水煮大豆をいれ、ガッガッガーーーっと荒く砕いて、あとは普通に用意した鍋に水を入れ、この砕いた大豆も入れて火をつけるだけ、あとは普通の味噌汁となんら変わりません。

 

 初めて呉汁を食べた妻も、濃厚で美味しいと言ってくれましたが、ふとしたことが頭をよぎりました


『そういえば、何で呉汁の作り方知ってるんだろう?』

『作ったことあるんじゃないの?』

『いや、考えたら初めて作った。というより”ごじる”って呼び名まで知ってるのは・・・』

『じゃあ、昔お母さんに作ってもらったとか』

『いや、そもそも”冷や汁”は食べたことあるけど、呉汁って俺も初めて食べた気がする・・・』


 初めて食べたけど、どんな味なのかは容易に想像つきますから、驚きもしなかったのですが、そもそも”呉汁”って名前まで知ってるって何でだ?昔は日本全国で食べられてたみたいなので、別に北海道で良く食べてる地域などがあってもよさそうですが、ご当地料理という訳でもありませんしねぇ。

 記憶の限りを探してみましたが結局思い出せず、何となくモヤモヤが残ったまま今に至ります。


 考えられるとしたら、料理番組や旅番組などで”呉汁”のことを見ていて、無意識のうちに記憶していたくらい、いやでも記憶にあったのは、すり鉢で水煮大豆を潰しているイメージ・・・やっぱり母ちゃんが作ってたのかな?

 まぁ結果的に作り方としては合っていたようなので、全然問題はないのですが、たまにこんな風にどうしてか分かりませんが、作ったことが無いものを普通に作っちゃう(作れちゃう)ときがあったりします。


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