晩酌

 みなさんは家で晩酌しますか?それとも飲みに行ったりしますか?僕は殆どしません。

 僕の両親は下戸でして、それでもたまに父ちゃんが小さなビールグラスに1杯飲むことが、年に1~2回あったのですが、30分後には胸元まで真っ赤にしてイビキをかいて寝てしまうくらい。

 そんな僕は、3人兄妹の中で一番飲める方かもしれません。たぶん爺ちゃんが2人ともお酒のみだったので、隔世遺伝なのかな?


 妻も仕事仲間と飲みに行くと飲むくらいで、家ではほとんど飲んだりませんが、義父ちゃんは毎日日本酒を晩酌する人なので、身体的には飲める素質はあるのだろうと思います。まぁ義弟はその血を引き継いでいるようですしね。

 家族の中で一番飲めると言っても、付き合いである程度飲めるというくらいで、やはり家ではあまり、というか、ほとんど飲みませんが、何かと付き合いでお中元やお歳暮でビールを貰ったりします。

 ビールなんて6本パックで十分ですが、贈り物として頂くものですから、いつも1ダース(12本)入りが届きます。


 基本、食べ物・飲み物を捨てるという行為は、勿体ないので出来ない性格ですから何とか飲むわけですが、これが結構大変。

 賞味期限が半年ほどですから、月に2本は何かしらの形で消費しないと、勿体ないことになるわけです。ちなみに、消費期限を切らしてしまったものを、お酒は大丈夫と思い飲んだら、すごく不味くて飲めないことは経験上わかっています。


 お酒呑みの人って、僕の勝手なイメージですが、豆類や珍味などでいくらでもお酒が飲める人って感じがするのですが、僕はこの手の”乾きモノ”ではお酒がのめません。ギリギリ、サラミだったらビールが飲めるかなって感じです。

 そうなると、どんなものでお酒が飲めるかというと、普通の居酒屋さんにあるような、厚焼き玉子やちょっとした小料理ということになります。

 ですから、今日は風呂上がりにビール飲むぞ!と決めたら、おつまみになる料理を半ご飯のおかずとは別に用意する必要が出てきます。

 

 ウインナー焼いたり、サンマかば焼きの缶詰だったり、たった350mlのビール1本でも必要なので、結局勿体ないから飲むビールのために料理を作る(用意する)という本末転倒なことになります(笑)。

 なるべく手間を掛けたくない気持ちと、出来るなら美味しくビールを飲みたいという気持ちの妥協点が難しいんですよね。

 鉄板なのは、キュウリと桃屋の穂先メンマやわらぎを和えたもの。キュウリを切ってやわらぎと和えるだけですから、速攻で出来ますし見た目も味も、いかにもおつまみっぽいです。

 買い物のとき、飲むぞと分かっていてら、コーン(ホール)の缶詰とコンビーフを炒めて粗挽きコショウで味を調えたものとか、事前にマリネ(ハムでもサーモンでも)作っておいたり・・・ここだけ見ると、ガチの酒飲みのメニューですが、そういうものじゃないと飲めないのが大変なところなんです。


 鹿児島に旅行に行ったとき、ツアーで焼酎工場に行き、雰囲気と勢いで芋焼酎を買ってしまったことがあったのですが、その時なんて秋だったので、生サンマ買ってきて自分で3枚におろし、大葉と白髪ねぎを巻いて粉を振って揚げ、最後に大根おろしとポン酢を掛けるとか、もう普通の晩御飯のおかず的なものまで作ったり。これが形から入る性格なんでしょうね(笑)


 そんなわけで、今年もお中元で頂いたビールをどのように消費するか、悩ましい日々が続きます。


 ちなみに僕は、作ったおつまみは晩御飯のおかずとして食べませんが、妻はビール飲まないので、普通に晩御飯のおかずとして食べてますよ。

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