お米当番

 あ、いやね、米びつの虫よけじゃなくて、お米を炊く担当のことです。

 炊事は基本僕の担当ですが、唯一妻が担当しているものが、お米を炊くこと。

 お米の支度だけは、なぜか妻がやってくれます。せめて、このくらいは・・・と言うことなのでしょう。

 違う家庭で育ちましたから、当然お米の炊き具合も違ってました。

 僕のところは、恐らく標準より柔らかめ(お水多め)、妻のところは標準か少し硬めといった具合です。(まぁ、過去のエッセイを読んでる人は、硬めのお米のブラックホールおにぎりを想像してみてください)

 お米の炊き具合に関しては、たまに僕がお米を炊くと、その違いに気づくくらいでしたが、柔らかめの方がおいしい(冷えてもそんなに固くならない)からと、だんだん僕の家のお米の感じになっていきました。

 

 茶碗洗いも妻が担当ですが、炊飯器も内蓋を外し、圧力調整用の器具もばらし、綺麗に洗ってくれます。

 そうそう、山形県でお米農家をやっている友達が仲間に協力してもらい、圧力炊飯器の違いを調べて見たそうです。

 その結果、標準小売価格が4万円代(実売3万円前後?)の炊飯器から、ぐっと味が良くなるみたいですよ。


 話しが逸れましたが、お米を炊くのは結婚してから基本的に妻がやってくれてます。

 ただ・・・妻はかなり天然なんですよね(笑)

 昔は内蓋を付けなくても外蓋が閉まるタイプの炊飯器で、内蓋付け忘れ。

 最近は、お米を研いで予約までしてから、トースターや何やら使うために、一度炊飯器のコンセントを抜き、そのまま放置とか、あとは、単純に米の研ぎ忘れとか良くあります。

 それにプラスして、炊いたお米の在庫状態をよく忘れたりもします。


 ウチは保温機能を使わず、炊けたら直ぐに食べる分と、冷蔵庫で保存する分に分けます。最近は僕がダイエット食の為、2合炊くと夫婦2食分になるので、基本的に冷蔵庫保存になる分が必ずあります。

 夜にお米を炊いて晩御飯で半分食べると、翌朝分が確保されるわけですが、パンが安かったとか食べたくて買ってきたとすると、その保存分は翌晩御飯として食べることになりますが、翌朝どちらかがやっぱりご飯を食べたとすると、1食分しか残ってない状態を忘れて、あれ?米1人分しかない!とか。


 最近妻は早寝早起きをしていて、なんなら朝お米研いで早炊きすれば全然間に合うのに、今日は僕が起きてきたのを見て、おもむろに小さい鍋にカレーを移し


『朝、カレーで良いよね?』

『うん』

『あっ!』

『どうした?』

『そういえば、お米無かったんだ(てへぺろ)』

『ほほう、朝早起きしてたのに?(笑)』

『んー、パンも無いからスパゲッティー茹でてカレースパでも良い?』

『全然おっけー』


 最悪スパゲッティも無ければ、オートミール入れて煮込めばヘルシーだし、どうにでもなるんですが、このような事態はウチでは良くあり、もはや慌てるような事柄では無くなってしまってます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る