新鮮なものは、美味しい

 さて北海道も初夏となり、続々と収穫物が採れてきています。

 いつもは収穫の一番手の苺も、今年はサヤインゲンに先を越されたものの、ようやく初収穫出来ました。

 あたかも苺を自分で作ってるような言い方ですが、苺は完全に義父とうちゃん任せ。”任せ”というか、もうこれは義父ちゃんの趣味の域です(笑)

 それでも、小屋で洗車がてらBBQなどをした後、苺を摘みに行ってすぐ食べるというのは美味しさが格段と上がってるように感じます。


 サヤインゲンに続き、例年通り苺の収穫となったわけですが、今年は妻がホウレン草を初めて植えたそうで、種から蒔いたものが葉になり、すくすくと育っているとは聞いていたのですが、昨日は間引きを兼ねて若い葉を採ってきました。

 ホウレン草って鉄分も多いし、妻には是非たくさん食べて欲しいのですが、対して僕は昔から尿路結石持ちでして、ホウレン草は灰汁も多いので普段の料理に多用すると、救急車を呼ぶ羽目になりそうで、だったらサラダ用の灰汁の少ないホウレン草を使えばと考えましたが、お高いのですしね(笑)

 ですがホウレン草の若い葉は、まだ灰汁も少なく生食向きなので、さっそくその日のうちにサラダにして食べました。

 ホウレン草をそのまま生で食べることは余り無いことなので、妻でも


『えーっ!生で食べるの?』


と驚いたようですが


『若い葉は灰汁が少なくて美味しいから食べてみ?』


 折角なのでドレッシングも手作りで、といっても簡単なもので、マイルド系のポン酢にゴマ油、粗挽きコショウ、炒りゴマ(白)だけで、これを夜中のテレビショッピングで良くやっている、ハンディミキサーでチャチャっと攪拌するだけで、あっという間にゴマ油香るゴマドレッシング風が出来上がり。

 予定外のホウレン草なので、他にサラダに入れるようなものは買っていませんでしたし、冷蔵庫にあったサラダ菜やホウレン草と一緒に採ってたサヤインゲンもありましたが、緑に緑を重ねてもなぁ~と思ったので、ジョンソンビルのソーセージを斜めに薄切りし、ベーコンぽく少しカリっとするくらいフライパンで炙って、あとは3cm程度に切ったホウレン草とソーセージをボウルに入れて、ドレッシングを回しかけて和えるだけ。


 恐る恐るホウレン草を口へ運ぶ妻は、一口食べたあと


『美味しー!』


と、目を丸くしてました。

 こればっかりは僕の調理ではなく、100%素材の力ですね。

 特に自分で育てて自分で収穫した野菜ですから、きっと美味しさも数倍に感じてたのではないでしょうか。

 鬼が笑いそうですが、来年はもっとたくさんホウレン草を作ると張り切っていますが、あくまでも間引いた分のお裾お分けだってこと、忘れてるような気がします(笑)

 

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