パーコレーター

 ちょっと炊事というカテゴリーからは離れてしまうかもしれませんが、今回は僕の趣味である林道探検中の食事について書こうかと思います。

 林道探検というのはキャンプでは無いので、本格的なご飯は殆どしません。

 山の中は野生動物も多いですし、やっぱりクマさんは怖いですしね。

 いつも探検対象の林道近くの美味しいパン屋さんにみんなで集合して、思い思いに昼食用のパンを購入し、探検途中で軽い昼食として食べますが、パンですから何かしら飲み物が欲しい訳でして、パンと言えばやはりコーヒーが良く合います。

 一番簡単に温かいコーヒーを飲むためには、保温用機にあらかじめコーヒーを入れておいたものを飲むか、お湯くらいは沸かしてインスタントコーヒーまたは、インスタントドリップコーヒーになると思います。


 しかし僕は形から入る男ですよ?


 流石に生豆を炒るところからとは言いませんが、せっかく大自然の中での食事ですし、その雰囲気を楽しみたい訳です。

 そこで、雰囲気のあるコーヒーを演出するために、僕はパーコレーターというものを使っています。(どんなものかはググってみてください)

 構造は結構簡単で、容器に水を注いで挽いたコーヒーを入れ、あとは火にかけて沸騰し始めると、熱湯の対流によりコーヒーが落ちるという原理です。

 火はカセットコンロでも全然問題なのですが、これも形から入るのでホワイトガソリンのストーブ(ここでいうストーブとは暖房器具のことではないです)を使っています。

 最近は防災対策という言い訳で、ホワイトガソリン・車の燃料である無鉛ガソリン・さらにガスも交換器具なしで使えるハイブリットのものも買ってしまいました(笑)

 さて道具は良いとして、実はこのパーコレーターって、コーヒーの抽出液が下に落ちる穴が結構大きいんですよ。

 スーパーに良くある豆を挽く機械で、一番荒くしてもどうしてもコーヒーも一緒に落ちてしまい、ちょっと飲みにくいものになります。(家の中で実験済み)

 こりゃ参ったなと思って考えたら、きっとコーヒー専門店ならパーコレーターの穴から落ちないくらいの、きにしてもらえるんじゃないかと思い、妻の付き合いの体でジャスコに行き、専門店街にあるコーヒー専門店に行って聞いたところ、そこはさずが専門店


『あの、パーコレータで使いたいんですが・・・』

『あ、それなら超粗挽きで良いですね』


 予想通り超粗挽きに出来ると言うことで、年に1~2回ですが高級そうなコーヒー豆をグラムで買いに行くようになりました。

 お店の人も、年に1~2回しか行かない僕のことを覚えてくれているのは、パーコレーター用の挽き方をする人が少ないからかな?

 パーコレーターで淹れたコーヒーは、雑味が出るとか何とかネットで見たことがありますが、コーヒーマニアではないので、ともかく美味しいコーヒーというよりは、雰囲気一番なので気にしません。ってか仲間たちも気にならないようで、むしろ山の中でインスタントではないコーヒーが飲めるということに、その重要性を見出してくれてるようで、いつの間にか僕がコーヒー担当といて固定されています。

 

 きっと外で食べると、どんな料理もおいしさがプラスαされる理論が働いてるんだと思います。

 最近は各自自分の使いやすいカップと、砂糖やミルクが必要な人はそれぞれ持ち寄るようになりました。

 というか、最近は参加人数が増え全員分のマグカップなど揃えられなく、紙コップで飲んでも貰う人が出てたので、形から入る僕としても紙カップはなぁ~と思っていましたし、僕の荷物も軽減して助かってます。

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