三つ子の魂
スーパーの乳製品売り場で、よく3つで1パックになっている、プリンとかゼリーってありますよね。
妻は豪華一点主義ではなく、このたくさん入っているお得感の方が良いようです。
本音を言えば、豪華なものがたくさんあるのが良いんでしょうけどね。
例えば、ちょっと豪華で普段なら買わないなっていうスイーツが安売りされてるようなとき、妻は僕にも要るかを聞いたうえで、僕の同意が得られると必ず3つ買います。
えぇ、当然2人で暮らしてるわけですから、僕1:妻2の配分が決定済みな訳です。
甘いものが大好きな妻は、だいたいその日のうちに1個食べますね、食後直ぐに。
そんな時でも僕に対し
『ねぇ、〇〇食べる?』
と一応聞いてくれますが、僕は決まってこう返します。
『いや、いまご飯食べたばかりで入らないから(苦笑)』
確認されるというより、もはやただの儀式的なものです。
だって食後に食器を下げ、食後の冷たいお茶(正確には無糖の紅茶)をマグカップに入れ、ソファーに腰を掛けて数分しか経ってない訳ですから。
まぁ、僕の返答がどうであったとしても、妻はまず1つ食べます。
恐らくこの時点での妻の思考は
(3つあるから1つ食べても、まだ私の分はある)
十中八九こう考えてるはずです。
それが証拠に、2つ目を食べようとするときは初回とは違い、執拗に一緒に食べようと誘って来ますから(笑)。
たぶんこうでしょう
(2つめ食べたら残りは旦那のだけになる。私の分は無いのに目の前で食べられるのが耐えきれない)
そして3つめ。
92パーセントの確率で、気がつくと冷蔵庫からそっと無くなっているわけです。
別に3つパックのプリンやゼリーは、僕の中では買う時点ですべて妻が食べる前提なので、全部食べられようと全く気になりません。
それじゃ、ちょっと豪華なものの場合はどうでしょうか?
基本的に僕が食べたくて買うもの以外は、妻が食べたいものなので、食べるかどうか同意を求められた時点で、踏ん切りがつかない妻の背中を押すつもりで同意してることが多いです。
そんなものが、残り1つになっていることに気がつくと、たまにすることがあります。
それは、”最後の1つを別の食材の影に隠す” です。
まぁちょっとした意地悪ですが、この時の反応によって妻のお気に入り具合が分かる訳で、意地悪だけじゃないんですよ。本当にね!
ただ、、、人間観察も面白いのは確かなので、いつ気がつくかワクワクしてはいます(笑)
特に食後に冷蔵庫を確認して
(しめしめ、まだ旦那は最後の1つを食べてないから、あとでこっそり食べようっと)
期待度が高ければ高いほど
(あれ?さっきまであったのに!となったあと、実はやっぱり残ってた!)
の反応が一番楽しいのは内緒です。
何も言わず、そっと冷蔵庫を閉めるときは、まぁそれぼどお気に入りでは無かったときで
『あれ?〇〇って、まだ残ってなかったっけ?』
と聞かれるといは、結構お気に入りの味だったということです。
これを読んで、ちょっと性格悪いよーって思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、妻が気に入ってたものを、権利を主張し最後の1つを本当に食べちゃった方が数倍バツが悪いんですよ、マジで、引きずるし(笑)
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