美味しい匂い
よくスーパーなどの駐車場の一角に、キッチンカーを置いて出来立てを販売してるのとかあるじゃないですか。
あれってお腹が空いている、いないに関わらず、無性に食べたくて堪らなくなるときがありませんか?
きっとそういうときって、体が欲してるんだろうなと思ったりします。
まさに昨日、移動販売の焼き鳥屋さんの匂いやられそうになりました。
今日こそはスープ用のパンだけを買うぞ!と決意して、なんとか余計なものを買わずにレジを済ませ、やれやれと店外に出たとたん風に乗って香ばしいタレの焼ける匂いが・・・
近くにいた子連れの主婦の方も
『ん~いい匂いだねぇ』
と、子供に話してるくらいでしたから(笑)
ウチだって妻が同じようなことを言って足を止めるものですから
『今日は牛肉で野菜炒めにしないと、お肉もピーマンも痛むからダメだよ』
『えーっ!』
ほっ・・・この日はなんとか余計な物を買わずに済みました。
でもこういう匂いって引きずるんですよ、夕食が始まるまでね。
そういうときは、たたみかけるようにおかずを作ると、目からの情報でその欲求にストップを掛けることが出来ます。
豆腐と揚げと長ネギの味噌汁を作りながら、牛肉と玉ねぎとピーマンをフライパンで炒め焼肉のタレを絡め、さらに大量に買っていたピーマンがちょっとだけお肌の張りが無くなって来てたので、ニンジンとウインナーと一緒に塩コショウで炒めちゃいます。
夕食的には肉野菜炒めだけで十分なのですが、似たようなものですがもう一品あるという安心感(?)で、さっきまでの”焼き鳥食べたい”という気持ちを打ち消します。(結局この日はピーマンの炒め物には手を付けず)
まあ移動販売車と遭遇するのは、確率的にあまり高くないのでまだ良いのですが、ウチのマンションの1階の奥さんが料理上手(匂いだけで勝手に判断)らしく、ほぼ帰宅時間に換気扇からとても美味しい匂いをばら撒いてくれます。
『あー今日は煮魚かな?』
『今日は中華だね!』
『あっ、サンマの匂いだ』
妻に匂いだけで今日の献立を言い当てさせるくらいですから、困った・・・いや素晴らしいものです。
そんなときはエレベーターに乗ってから決まって
『お金出すから、帰宅前にウチの料理作ってくれないかなぁ』
と言い出します(笑)
いや、僕が作る料理より美味しそうだとかではなくて、ともかく帰宅後すぐにご飯を食べたい人なので、こういうときの料理は超特急で作るようにしています。
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