旬のもの
先日、僕の毎日の夕食に欠かせないキャベツを買い忘れていたため、キャベツだけを購入すべくジャスコへ。で、終わるわけがない(笑)
いや、僕はまっすぐ野菜売り場へ行きましたよ。
そしたらカクテキに半額シールが貼られてたので、もうね、無意識にカゴに入れちゃってるんです、悪癖だ。
鮮魚売り場コーナーを曲がりかけたとき、逆から来た妻が鶏のささ身パック(大)を3つ持って、したり顔でカゴに入れるでしょ。今週は胸肉だけで行けるんだけどと思いましたが、心の中でだけ呟きました。
いかん!これじゃまた先日の二の舞じゃないか!
と、妻と合流した鮮魚売り場カーブのところにヤリイカが、しかも新物ってシールが・・・今年も不漁と言ってたから、お高いんでしょう?と値札を見てみると、まだあまり大きくないヤリイカが1パックに5ハイほど入っていて、まぁそれなりの値段。
半額シールが貼られて無ければね。
ここで瞬時に長ネギがお安くなってたのを覚えていたから、また野菜コーナーに戻って長ネギ買うでしょ?
ま た や つ て し ま つ た !
半額の鮮魚類ですから、当然調理は早くしないと痛んで食べれなくなるので、さっそく正装に着替え調理開始。
生のイカを調理するうえで一番面倒なのか、イカの下処理ですね。
イカの頭をゴロ(内臓)が外れないように慎重に引き出し、頭とゴロを分離します。
吸盤は食感を悪くするので、水洗いしながら取ります。
イカの頭を縦に半分に切り込みを入れ、トンビ(イカのくちばし)を指で外し、目も一緒に外します。(イカってくちばしがあるの知ってました?)
慣れているはずでしたが油断して、目が破裂(なんだかスプラッター映画の様ですが)してしまい、正装のズボンに掛かってしまいました。
まだ化粧を落としてる真っ最中の妻のところに行き、事情を話して洗濯してもらいました。
面倒だったので、トランクス1丁で(よくあるスタイル)下処理の続きを行います。
小さめのイカだったので、骨は取らなくても気にならないのでゲソと身をぶつ切りにし、長ネギ2本分を3cm程度の長さに切ります。
フライパンには油を敷かず、素焼きで長ネギに焼き色が付くまで焼きながら、調味料の準備です。
お味噌(うちは白つぶ)に豆板醤、砂糖(うちは三温糖です)に味醂、あとはお酒、お醤油を混ぜて、混ざったら先ほど切り分けて置いたゴロを絞って更に混ぜます。
あー分量ですが、いつも匂いとかで作ってるので正確では無いですが、このくらいの材料の量だと、お味噌大匙3、豆板醤大匙1、砂糖大匙1.5、味醂大匙1とお酒は大匙2、お醤油も小さじ1くらいかしら。何となく適当で大丈夫だと思います。
長ネギに焼き色が付いたら一度別の容器に取り出しておき、プライパンにごま油大匙1くらいを敷きイカを投入。
全体的に色が変わってきたら取り出しておいた長ネギを入れ、最期に調味料を入れて炒めます。
あまり長く炒めると、イカが固くなるので注意してください。
もし生姜があったら半カケ程度すり下ろして調味料に入れとくと、臭みが消えてイカが苦手な人でも食べやすいかもしれませんが、急に作ることになったので切らしてました。うちはあっても無くても食べれるので、その時の気分で入れたりします。
妻の洗顔が丁度終わったみたいで居間に来ると
『おー!良い匂い。だけど勇者だねぇ』
と。
ここでいう勇者とは、炒め物をするのにパンイチで調理していることを指します。
実はこの料理を一番最初に作った時、イカのゴロを絞ってるのを見られ、それが原因で食べてもらえませんでした・・・
まぁ、イカのゴロは苦みもあるので、苦手な人も居るかもしれませんが、それ以上に旨味が詰まってるんですよ。
そんな妻に別のときに作ったものを無理やり一口食べさせると、大人の美味しさに気づいたようで、いまでは好きなメニューのひとつになりました。
ご飯のおかずによし、酒のアテによし、なんなら僕は茹で上がったパスタに絡めて食べたりします。
新鮮なイカが手に入ったら、そんなに手間が掛からないので、是非作ってみてください。
あ、ゴロを使うので、くれぐれも新鮮なものにして下さいねー。
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