冷凍庫のありがたさ

 今週はヒジキを4袋分煮たものを副菜として、オーストラリア産の牛バラ、北海道産の豚もも肉が安売りされたので、あとは冷凍した餃子とかで食べれば1週間持つだろうと考えてました。

 日曜日のうちにヒジキを作り、月曜日は筋トレ日なので作り置きの冷凍餃子にし、昨日は夕食用に生姜焼きを作り、ついでに牛丼の具も煮ておきました。

 安売り卵を大量に手に入れたので、牛丼にはもれなく生卵を乗せる予定です。


 そんな昨日の火曜日、今日の朝にパンが食べたいと言うので、イオン系のお店に寄りたいというので、火曜市開催中のお店に行ってきました。

 普段と比べて火曜市がどのくらいお安いのかは分かりませんが、確かに火曜市価格のものがたくさんあります。

 パンだって普段は1個100円ですが、火曜市なら90円、だから買いに行くんですがね。


 実は僕、週末の買い出し以外でお店に行くのはあまり好きじゃないんです。


 個人的に必要なものが無い状態でお店に入る、そして取り合ず半額シールが貼られてるか、お買い得商品が無いかを無意識に探してしまい、結局良いもの(値段的に)があると、買ってしまうというスパイラルに陥るからです(笑)

 いや、分かってるなら買わなきゃ良い!と思っても、見てしまったらね。

 だから妻が欲しいものを買いに行くなら、僕は車で待つと宣言することが多いんですが、なぜかパンを買いに行くだけなのに、一緒に行こうと・・・


 ここで意固地になると妻の機嫌が悪くなることもあったりするので、渋々店内に入り、そしてスパイラル(笑)

 昨日なんて、2枚におろした生のシマホッケが、1尾90円なんて値段だったもんだから、つい煮つけようと脊髄反射で3パックも買ってしまったスパイラル。

 生姜焼き用の生姜が、きっと半分使って野菜室に入れたままダメにしてしまうと余計な予測をしてしまい、それならホッケの煮つけに入れれば廃棄が減ると、オモツテシマツタノダ。

 いや、ホッケにも生姜にも罪はない訳で、だから買うものが無いのに食材のお店に入っちゃダメ、絶対!


 予定通り火曜日に生姜焼きを作り、お肉が続くけどその日のうちに牛丼の具を作りました。

 なかなかの量になったので、副菜の具沢山ひじき煮をつまめば、金曜くらいまでは何とかなるだろうと。

 そんな水曜日、朝が明け立ての時間に妻のスマホが鳴りました。

 僕はすっかり妻のスマホの目覚ましだと思い、普通にベッドから出て居間に行くと、まだ5時過ぎで妻がスマホで通話中。

 だいたい、こんな時間に電話が来るということは、あまり良い話じゃ無さそうだなと思って電話後に話しを聞くと、叔母さんが急に無くなったそうで・・・

 もともと休みをとっていた妻は、お父さんを乗せて叔母さん宅へ向かうということでしたので、僕は1人で軽自動車に乗り出勤。

 定時に仕事を上がり1人で帰宅しましたが、妻はまだ戻っておらず、牛丼を温めて夕食を済ませ、残った牛丼の具を冷蔵庫にしまうとき、チルド室に生ホッケの姿が。

 きっと明日は通夜だのなんだのと、自宅で夕食は食べることが出来ないので、このままホッケを放置プレイすると、調理できるのは金曜日。

 火曜日に買って金曜日に調理すると言うことは、元々安かったけど何となく半額商品になってしまう気がして、夕食後ホッケを煮ることにしました。


 落し蓋をして煮えるまでテレビを見て、煮物の匂いが良い感じに香ってきたら、あとは味を見ながら少し煮詰めれば完成です。

 うちには猫が2匹いますが、子供のころからカリカリで育っているので、人間の食べ物にはほとんど興味を持っていないので、サザエさんのタマなら、足元で上を見上げ目をキラキラさせるところでしょうが、それぞれ思い思いの場所で居眠り中。


 火を止め、粗熱が取れたころ妻が帰ってきました。


『おっ!良い匂い!お腹減った~』


 料理担当にはこの言葉が最高にうれしい瞬間ですね。


『あれ?ご飯食べてこなかったの?』

『お昼は食べたんだけど、帰りに父ちゃんが畑寄りたいって・・・』

『そうか、生姜焼きも牛丼もホッケもあるから好きなの食べてね、マイセルフで』

『おっけー』


 着替えたあと、まだ雪平鍋に入ったままのホッケをおかずにご飯食べてましたね。


『ホッケ痛む前にと思って煮ちゃったんだけど、明日は2人とも家でご飯食べないよね?』

『あたしは泊まるし、たぶんそうなるね』

『それじゃ牛丼とホッケは冷凍庫に入れちゃおうっか?』

『うん、その方がいいかも』


 そんなわけで、いま我が家の冷凍庫は満杯状態です。

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